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草の葉を噛みながら進んだ
狡猾な蟐蛾の三日月の下
浸潤する夜の裳裾とたわむれ
潮風に臭気をさらして干乾びる
蛇行する隘路の果てには
屠られた白き幽愁
高波に洗われるト ....
私の中で歌っていた
リズムはもう死んで
あとには振子とぜんまいが
解体工場の鉄くず同然に
ゆっくりと瞬目しながら
光の中に溶け出していくのだった
....
なぜだか自分は
昼と夜のあいだの薄暗がりにいて
テレビから流れる声を
聞くともなく聞いている
闇が部屋 ....
Rin.さんの月夜野さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
匍匐の夜
-
月夜野
自由詩
20*
06-12-19
時をおくる
-
月夜野
自由詩
17*
06-12-2
夕景
-
月夜野
自由詩
6*
06-11-26
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