すべてのおすすめ
いつからだろう じめじめとした部屋で
目いっぱいの力で心臓を鷲掴み
感じるものに侵されたのは
水溜まりを駆け抜ける車と
熱だけが漏れるきちがいな朝に
肺が息を殺し 苦しみを想うよ
幻がにうい 現実がにうい 俺はどこだ 今はなんだ
新しい色が 視界の隅から蘇って他の色を消して白くなる
まっすぐ叫んでやろう 貴様を消すまで呪ってやろう
幻がにうい 現実がにうい
破裂した ....
雨の空いた穴に私が零れてく
反った音とあらゆる謎と正しいことばを
消えないようににおいになって漂っている
おまえには本当に意味がありますか
心のやみをほどく意味はありますか
問いただそうとす ....
何もない
そう思っているのか
何もない 箱の中身は 言い繕った言葉で光る
ありえない おとの波は
耳に揺られて なにもない
すみません
もうしわけない
ごめんなさい
お腹のなかで ....
足を軸にして回れば、みたことのある夜が必ずくる
ついさっきのように俯けば 目の前に電灯が飛び込んでくる
歩いた先がどれだけ先でも 走った先がどれだけ流れても
晴れる日が いつも夜が打ち消していく ....
うき場のない 激しく働く夜が灯りをもれてる
なにもない電燈を電圧じゃなく人の思考が流れている
かわいい かわいそう かわいい かわいそう
言葉じゃない 暗闇が町を照らしている
歌じゃない ....
瞼を孕んでどこへ目玉を吐き出すのかしら おもたい眩しさ
息をおっていく 矢印の舌が 笑みを湛えて想像のままひき裂く
自慰したい 高い天に 喉をつきだして飲み干したい
息をしたい 息をおっていく ....
だれのせいでもなく、反射していきている
闘いの後を、追っていく
握り締めた手をかおをほうっておく
泥にも草にもなれず太陽に勝てず
お前のもとにいかないと心と話し
幸せだったととけてゆく。
世界は落ちると 勘違いしている人がいる
日を吹く電気の中を砂利に映る食べ物へと
浮かぶめも ひっぱるくころの子も ここを
血の汗のある眺めに
愛のある無に
なみかぜ え そう
外れうく ....
しにたい 頭のなかで赤ん坊がさわぐ
それは子供の私でその頃は大人だ
いつか だったか
ながれてくる川が
日を浴びて赤くとけていた
御前の中の鼓動はそんなものか
つきぬけている
....
陰よ 陰よ 小さな穂をゆらして
ただただ とかしてほしい
力やうそはここみたいにありのままにひろがってはいないから
かげよ かげよ あの人を支えてくれ 守りたいだけなんだ
なにをためらっているのか なにもためらっていない
酷い傷だけ生きているの 掠り傷だけみとめられるの
気の遠くなりそうな曲がり路 死んでも越えてみせるわ
えらくなれ 燃えあがれ
壊せぬなら ....