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平成元年五月六日午前八時三十八分
きみはこの世にあらわれた
なんて真新しい
しわくちゃないのちなんだ
嫉妬と羨望 そして羞恥から
たちなおるための時間を少し
ぼくにくれ
そのあとでなら  ....
産婦人科から出てきたみえこが                                
あっけらかんと言った                          
「二ヶ月のなかばだって」   ....
五月に入ると
死んだ詩人のことを思いだす
いつもへんに悪ぶっていたな
「ユリシーズはどこにもいないね」
そう言って
はなやかに降りだした雨の街路に
出て行ったきり
忘れたのか 置いていっ ....
その意見については                           
おおむね賛成なのだ                              
ぼくらは一緒に腐れていく関係だから     ....
ぼくは最近おなかが出てきた                                 
だってみえこが言うんだもんなあ                                      ....
風にのって                                                             
ぼくのつぶやきが                         ....
生臭い肉体を焼きすて                                          
骨と ....
ひとは背中の遠い国の
風のおだまき ほどいてくらす
だから誰も変わる自分を
知ることがないのは
腐りやすい肉体をもったぼくらの幸福
AB(なかほど)さんのよねたみつひろさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
平成元年五月六日午前八時三十八分- よねたみ ...自由詩504-1-24
産婦人科から出てきたみえこが- よねたみ ...自由詩1504-1-19
五月に入ると- よねたみ ...自由詩404-1-15
その意見については- よねたみ ...自由詩504-1-14
ぼくは最近おなかが出てきた- よねたみ ...自由詩604-1-13
風にのって- よねたみ ...自由詩504-1-13
生臭い肉体を焼きすて- よねたみ ...自由詩704-1-12
ひとは背中の遠い国の- よねたみ ...自由詩504-1-11

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