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魚が数匹
日の光になって
頬の上を泳ぐ
問われては 答え
答えてはまた 問い
感情の影に貌をかくして
問われては 答え
生まれてはまた 息絶え
命あるもの ....
なまこの指に溜まっていく
季節はうつくしい
ゴム長靴が 二、三組
傘もささずに駆け去っていく
この場所が 貴方の 唇であったなら
通り過ぎて
あなたの胸に
影になってから
はじめて言葉がきらめいた
海老蔓の秋 はじめから 記憶の形をして
読みさしの本に
めがねを置いて
電気をけして寝る
かぜのたたく
春のよる
飼っていた 小さい いぬ
ゆめのなかで やわらかく
きみの手にだかれ ....
テナガザルが白い顔をひきつらせて けらけらと笑っているような
摩訶不思議な雨が きょうは降っていた
いたるところで石を打ち 草を濡らし 心をかなしくして
きの ....
きのうの激しい雨が
まだ宿る、濡れた土に
枯れた牙を埋める
擦りきれたビデオテープの
不安定な映像のように
きのうのきみは
鏡よりきつく
....
AB(なかほど)さんの草野春心さんおすすめリスト
(6)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
魚(2024.11.06)
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草野春心
自由詩
5
24-12-10
なまこ
-
草野春心
自由詩
3
23-12-28
海老蔓
-
草野春心
自由詩
9*
23-10-1
託す
-
草野春心
自由詩
3
23-5-24
古くからの漁法を使って
-
草野春心
自由詩
4
13-11-21
枯れた牙
-
草野春心
自由詩
8*
12-10-7
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