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背のびしても
とどかなくなった月は
親指と
人指し指のあいだで
沙になって
さらさらと風にのる
くらい、脆い
雨の
こぼれたすきまから
青く
ふる光を
織るようにしてなびく
....
海月の
ほねを喰み
みずになる
こえを束ねて
輪郭を増す
つきの舟
波のくだける音が
燃えうつり
粟立つ
膚はひえる
仰向けに
こおりつく花の
かおりを
弔ってみ ....
AB(なかほど)さんのむぎのようこさんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
午睡
-
むぎのよ ...
自由詩
6
19-6-29
雪平線
-
むぎのよ ...
自由詩
6
18-1-3
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