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かえで
水の かえで
誰のものにもならない鳥が
目をふせ
何かを見つめている
少しずつ
少しずつ ひらく羽
雨の朝のかたすみの火
濡れた葉の色
羽の色
....
果実のように眠る蛇が
枯れ木の枝に揺れながら
見知らぬ少女に呑まれる夢を見ている
少女は蛇を知っている
眠ったままの蛇の頭を
深く口に含んだとき
無味の毒が舌を ....
天風澪さんの木立 悟さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
楓
-
木立 悟
自由詩
3
03-10-24
ノート(終冬の蛇)
-
木立 悟
自由詩
8
03-10-12
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