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奇跡は遠くなる
この殺伐とした風景のなか
干からびたカエルは何を思うか
ヒロインを決める為に行われたバトルロワイヤルは
誰独りとして生き残ることができなかったそうだ
恋愛 ....
さよならは聞こえない
開かない口の中で響く
飲み込んだその一言が
こんなにも辛いもだとは知らなかった
だから涙が流れた
カーレースの試合は
全クラッシュして最後に残 ....
バラバラになっていく
そんなことぐらい無能な僕でも
わかりきったことだった
僕が閉じたはずのマブタの裏には
僕だけの星空が広がっている
1リットルの涙が必要いじ ....
飛び回り爆発的に着陸して
僕の血はそう黒かった
額から流れる血は
涙のように感じた
カメラのシャッター飛び交うたびに
僕の光は弱くなっていく
大空に掲げた僕の龍のよ ....
彼女は僕が近づくのに気付くと
顔を下にしてうつむいてしまった
ぼくはそんなことは気にせずに
彼女に一歩一歩確実にどんどん近づいていった
そして彼女の隣におもむろに座り込んで
....
朝日に気が付き
のろのろと起きあがりカーテンをひらき
頭をかきながら洗面所に向かい
顔を洗い適当に歯を磨き
トーストを2枚焼きマーガリンを塗って
サクッと食べた
そ ....
僕はいま
サンサンに照りつける
太陽をよけるため
大きな木の下で
本を黙々と読んでいる
自分がこの世界にいる
ころころと気持ちがいい緩い風が吹き
さらさらと近 ....
古い廃墟になった工場の
今にも壊れそうなイスに腰掛けて
割れているガラスの窓から
うっすらと見えた
夕陽に心をいやして
このような不気味な場所にも
愛や感情が
....
アイスバーンの道を
一人むなしく歩いていた
いつもの風景いつもの時間
いつもの場所なのに何故か
ちがう世界に見えた
ガラスの瓶を拾って
思いっきり地面にたたきつけた ....
今日も明日も明後日も
ぼくは何かを捜し続けるだろう
何を捜しているのも忘れ
そしてその忘れた物を捜して
それが永遠に続いていた
ぼくの捜していた物はなんだっけ
子供 ....
もうすぐぼくは旅にでるよ
何にもなく
宛先も書かれていない
手紙だけを頼りに
ぼくは昔のアナタを思いだして
排気ガスにまみれたこのどぶ臭い
町を今日でる
古ぼ ....
背伸びして
金網の奥のは
なにがあるかなって除いてみた
そこにいたのは僕と同じ
背伸びしてこっちを誰か見ていたけれど
モザイクが掛かっている
イヤホンで聴いていた
....