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いったい誰がどうして落としたのか
道端にポツンと淋しくひと袋
飽食なこの国の片隅に置き去りの
真っ白な「えのきだけ」
その宿命をまっとうできないまま
秋風にさらされて
さぞ寒かろう さぞ無 ....
右眼に映るは
希望 成功
平和 発展
愛 富

左眼に映るは
絶望 失敗
破壊 衰退
憎悪 貧困


利き眼は
右眼
喪中はがきのイラストに
スズランの写真をのせてみる
あの人は 花が好きだった
だから もう
それでいいよと親がいう

何十年払い続けた
「年金」を
あともう少しで受け取れるというときに ....
ぼくが包茎だったころ
アフリカはとおく
象の足は八本あった

あのひとのほほは白く
うつむくまつげは長かった
どんな人にも天使のように微笑むので
誰もが自分はあのひとに愛されていると勘違 ....
紅い氷に
蒼い光はそそがれて
溶けては凍り
溶けては凍り
土へと向かう重なりの
まばゆい柱になってゆく


雪が召ばれ
風が召ばれる
木々は皆いっせいに
かしいではも ....
お金があるひとも ないひとだって
みんな
一斉のせ で 口をつぐむ
どうなのよ、どうなってんのよ・・・と

名前が付けられぬまま
もう何十年と 放っぽらかしで
明かりも射せない ....
      つらい人は 誰かいますか

   朝がくるのが怖い人 誰かいますか

       自殺したい人は 誰かいますか

          お金がない人 誰かいますか

    ....
maumiさんの自由詩おすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
えのきだけ- 佐野権太自由詩7*06-1-12
世と共に・在り- FUBAR自由詩1*06-1-8
スズラン- 阿麻自由詩20*06-1-6
ぼくが包茎だったころ- ZUZU自由詩22+06-1-5
報われぬもの- 木立 悟自由詩606-1-5
ジオラマの街- 阿麻自由詩7*03-8-18
今夜- 阿麻自由詩8*03-8-7

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