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陽だまりの底
君は積み木を重ねる
覚えたての唄
あやふやな旋律が
転びながら流れゆく
楽しげに
また ひとつ
舌足らずで
まちがいだらけの詞は
君に届いた色
そのままに ....
***** 妻へ
ねぇきみ
文金高島田と南京玉すだれは語呂は似てるけど
全然ちがうんだ
お色直しで再登場する新婦が
「さては なんきんたますだれっ!」
ってやったら会場は大騒ぎになるは ....
いったい誰がどうして落としたのか
道端にポツンと淋しくひと袋
飽食なこの国の片隅に置き去りの
真っ白な「えのきだけ」
その宿命をまっとうできないまま
秋風にさらされて
さぞ寒かろう さぞ無 ....