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あの日
会うはずだった
あの雨の日

血まみれのあたしを
あなたに見て
ほしかった

血まみれのあたしを
あなたに抱いて欲しかった

なんども
なんども

自分に問い返し
 ....
駅でモノクロが笑う
見逃してしまいそうな一瞬の隙に

夕暮れに口紅を塗りたくる
張り詰めた不安を化粧で隠して

私は女
悲しいくらい弱くて
切ない
切ない

ただ馬鹿みたいに繰 ....
いつも 持ち歩いてる
小さな ピンクの手帖

パラパラとここ数ヶ月の
過去を繰る

ほろっ
ほろり

涙がこぼれた

キミへの想いが
細かい字であふれている

うれしかった ....
草木も人も生きられぬ
不毛と言われる地に咲く
たった三週間の命

それでも
その身をいっぱいに開く
自らを
そして他の生を
育むために

原始の時代から
変わることのない花園
 ....
大好きな背中
後ろから抱き締めて
そっと耳を当ててみた

トクン
トクン

君の{ルビ鼓動=おと}を感じて
目を閉じる

トクン
トクン

一定のリズムを刻むそれは
きっと ....
君の長い髪を撫でて
温もりが欲しい

君の細い肩を抱いて
存在が欲しい

君の声を聴いて
音が欲しい

君の目を見つめて
真実が欲しい

君の手に触れて

君の頬に触れて
 ....
宵闇は
切り子細工の紅茶に透けて
紫紺も琥珀の半ばでとまる
グラスの中では
流氷が時おり
かちり
ひび割れて
薄い檸檬の向こうから
閑かに海を連れてくる


壁の時計は
ゆるり ....
陽だまりの底
君は積み木を重ねる

覚えたての唄
あやふやな旋律が
転びながら流れゆく
楽しげに

また ひとつ

舌足らずで
まちがいだらけの詞は
君に届いた色
そのままに ....
午前中の日差しが暖かい
10時過ぎにガラス瓶に映る
光の奇跡を指でなぞり
行き着く先の世界地図

君の向かった方向はこの国ですか?
どこの海を越えていきましたか?
温もりを残すように置い ....
夕暮れの交差点では
帰る道が判らなくなるんだ
幼児の泣き声
トラックの轟音
否定的なクラクション

手を繋いでいて欲しいんだ貴方に
流されることが今は唯怖ろしい
何処かにはある我家にな ....
アップルパイ

甘酸っぱい林檎
少し甘い生地

周り見えない
恋のよう

アップルティー

甘すぎず酸っぱすぎず
ほんのり良い香り

周りが見える
失恋のよう

二つを ....
A.M9:15

退屈な授業
暇つぶしの会話

A.M10:38

日差しが妙に暑い
黒板に音が響く
耳障り

P.M12:45

美味しくもない学食
値段と比例の量
だ ....
通勤でも 通学のときでもいい

私を見つけたら 一声かけてくれないだろうか

煽りでもいい

威嚇でもいい

敬意を表して、

さん付けしてくれても構わない

ただ、消えて行く ....
澄みきったよどみの
石灰水を
三角フラスコに
注ぎこんで

一気に飲み干す。

身体の中で
様々な化学反応を
ケミカルに
起こしながら

進化してゆく。

十二指腸に
た ....
気持ちはもう届かなくて
きっと何を言っても
いい訳にしか聞こえないよね


繋がっていた{ルビ心=いと}

それを

断ち切ってしまったのは私


少しでもと願った言葉は拒絶さ ....
幸せな人を見るのが好きだ

あなたがうれしいと 私もうれしくなる


幸せな人を見るのが好きだ

優しいあなたを見ていると 優しくなれる


幸せな人を見るのが好きだ

昨日泣 ....
伝わらないとわかっていても

少しでも近づけたら

少しでも心に留めてもらえたら

そんなわずかな事を願ってしまう

そしてほんの少しの微笑みを

夢見てしまう

そのたびに
 ....
目覚めては眠り 又目覚めては 又、眠る
そうこうしている内、
綿菓子のような あるいは
タバコの煙のような
白い糸くずの堆積したもの
が私を包み込んで
やがて襲い掛る恐怖が重圧と化し
体 ....
熟れたリンゴを一口パクリと、甘い味にしばし酔いしれる。
相も変わらず君は一人で、窓の外だけ眺めてる。

病院では静かにと、看護婦さんは僕に言ったけど、
意外と騒々しい人々の声を聞きながら、僕は ....
あなたが本当に好きだとか
あなたを本当に愛してるだとか
あなたを本当に求めているだとか

そんな問いに
僕の心は答えてくれない

けれどたった一つだけ
はっきりと答えてくれる

あ ....
 罪を犯すと
 耳が聞こえなくなる
 いや正確に言うと正しく聞こえなくなる
 誉め言葉もイヤミに聞こえ
 相手の伝えたいことが歪んで聞こえる

 
 罪を犯すと
 目が見えなくなる
 ....
ふわふわのシャボン玉の中では
ふわふわの魚が泳いでいる

しゅわんとはじけると
魚は空にかえっていく

私もかえりたい
空じゃなくていいから
ふわふわじゃなくてもいいから

 ....
あるときは
強く美しい旋律を奏でる
それはまるでピアノの線

あるときは
掴むには細く守るには脆い
それはまるで蜘蛛の糸

喜びも
哀しみも
銀色に光るひとすじの涙
人が嫌いな君と
人を信じない私

それでもなぜかお互いを頼っている
寄り添うことはないけど些細な話しで
深く潜る事しないで笑い合えていた

椅子一つ分離れて座り合う
横に手を伸ばせ触れ ....
君の温もりを確かめる

一番簡単で
一番難しくて
一番大切な方法。

繋ぎたいけど
繋げない

そんなもどかしさも
君と僕を繋ぐ
温もりへの過程
走る車の中から
窓の外に
うつる景色が 素敵だ

あなたはちゃんと
歩行者の安全考えて
車走らせていて 素敵だ

時折 携帯を取り出して
メールチェック
もちろん一旦 停止して…
 ....
君との距離を考えた

物理的には遠いのだと思う
空を飛ぶ飛行機とか言うモノや
地べたを走る電車とか言うモノで
何時間もかかるから

でもね
ホントの距離ってそういうものかな?
私の思 ....
海に行きたい 
海を見に行きたい 
海を見に           行ってはならない

麦チョコのかたちをした貝殻が
ついたウソになんか
だまされるな         いってはならない

 ....
何気ないことがすごく嬉しくて

幸せで

涙が出そうになった

たった一言の“ありがとう”
一段と冷え込む夜こそは
君のその名に相応しい

張りつめた空気
静かに降り注ぐ光に
映し出される{ルビ現実=オモテ}

打ち放った声
遙か彼方に吸い込まれ
暗く広がる{ルビ現実=ウラ ....
maumiさんの自由詩おすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
血まみれのあたしを・・・- 森の猫自由詩7*10-9-12
駅でモノクロが笑う- Akari Chika自由詩3*10-9-12
手帖- 森の猫自由詩4*10-9-11
砂漠に咲く花- 朱華自由詩3*06-3-28
君にしか聞こえない- 朱華自由詩6*06-2-21
君の全て- 海月自由詩3*06-2-12
早春- 銀猫自由詩18*06-2-10
陽だまりの唄- 佐野権太自由詩9*06-2-9
一日- 海月自由詩2*06-2-8
紅に沈む- コマキ自由詩106-2-4
アップルタイム- 海月自由詩1*06-2-4
今、此処で- 海月自由詩3*06-1-31
スノゥマン- 仲本いす ...自由詩4*06-1-30
シアン・ニトログリセリン- 仲本いす ...自由詩3*06-1-30
届かない- 朱華自由詩2*06-1-25
〜Rose〜微笑み- 阿麻自由詩11*06-1-21
small_hope- 朱華自由詩1*06-1-21
快晴の空の下で- 阿麻自由詩5*06-1-19
病院- 時雨自由詩206-1-19
たった一つ、確かな事- 和泉 誠自由詩3*06-1-19
歪んでしまう- 炭本 樹 ...自由詩906-1-19
かえる- たもつ自由詩1706-1-18
感情- LEO自由詩10*06-1-18
椅子一つ分- 海月自由詩2*06-1-18
繋ぐ- 朱華自由詩3*06-1-17
逃避行〜南へ南へ- 阿麻自由詩12*06-1-17
a_sense_of_distance- 朱華自由詩1*06-1-16
泥沼の中から- 阿麻自由詩4*06-1-16
ありがとう- 朱華自由詩2*06-1-15
弓張り月- 朱華自由詩5*06-1-15

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