すべてのおすすめ
図書館は今日も
中身の無い棚ばかりで
全部で五冊ぐらいしか本が無かった
世の中を模して
広すぎるように建てられている
CDレンタルの店員は
僕がばらまいた小銭を
借りてきた笑顔で拾っ ....
凍えるのような冬は
ことさら人の温もりが
恋しくなる
世間の冷たい風
懸命に命のバケツリレーを
する毎日
弱音は吐かないようにしている
生ぬるくいきる生活のなかで ....
ここは
いつも広くて
息が白くて
冷えてて
がらんとしていて
音は全て霞んだ帳の向こうから
聞こえて
私は
怒っていたし
恨んでいたし
頑張り過ぎてたし
叫びたかったのに ....
日曜の正午
レストランの店内には二人の若いウェイトレスが
できたての料理や空の器を運んで
客のにぎわうテーブルの間をひっきりなしに動いてる
20分前に頼んだ和風{ルビ手捏=てご}ねハンバー ....
傷ついた
というより
どうしようもなかった
話がある
洗濯物をたたんでいく
パンツ
シャツ
ヨーロッパ
僕の無器用さは消えない
どうしても嫌なことは嫌といってしまう
言 ....
クリスマスも近い
十二月の寒空の下
市役所前の歩道に立って
反戦詩を朗読する青年がいる
見よ
言葉は
こんなにも
無力だ
{引用=
ねぇ、サザえさん
あなたの住む町の
空はいつも青空で
夜空には必ず星が瞬いて
ご近所さんは誰も親切で
悪人なんて大して悪人じゃなくて
ねぇ、サザえさん
人目を憚るようなわ ....
そいつに
名前をつけろ
祈りと祝福の
すべてをこめて
そいつに
名前をつけろ
そして
その名前を
口のなかで
いとおしむように
つぶやけ
その名前を
耳元で
....
呼ぶ声は誰のために
呼ぶ声は誰のために
遠くから来た人は家を建てた
終(ついえ)の住み処に
なるとは知らずに
往く人は誰のために
往く人は誰のために
墓碑に添えられたコップ
....
ともすれば、その人の
冷たい朝なのかもしれない
天井はいつも通りにぴんと張り詰めている
とりあえずは、流行の
そこから外れた道の街路樹のなびく姿を真似て
まずは珈琲をすすることから始める
....
ふかみどり
ふかみどり
言葉を手わたし
笑むみどり
腕の輪まるく
伝うしずく
胸をすぎる
こがねの尾
風のなかをふり向けば
たくさんの声が消えてゆく
....
ドラッグストアーって
もっと危険な場所だとおもってた
アイーン
シュタイーン
漢検一級に出てくるような
難しい二字熟語にすることで
失われたものを詩にしたい
分裂しかけている腐りかけ ....
暗闇は・・・嫌いだ・・・
ただひたすら闇を映すだけ・・・
ずっといると昔の自分も映しそうだから・・・
小さくてもいい・・・確かな光があれば・・・
自分が戻ってくるのに・・・
....
お昼時の込んだ食堂で
ヒロシ君、と呼べば
3人は振り返る
ヒロシ君はクラスの中に2人はいる
ヒロシ君はテレビの中に5人はいる
ヒロシ君はヒロっちゃんと呼ばれることが多い
らしい ....
夕闇に
かみひこうき
投げて
どこまで
飛んでいって
くれるのか
と
思い
を
馳せる
季節は春めいても
頬を撫でる風は
まだ
冷たい
ふと
隣に居な ....
壁に貼られた黄ばんだポスターの中で
彼は永遠に身悶えしている
20年以上も前に
この世を去ったロックスター
天才的というよりも
悪魔的なテクニックの持ち主でありながら
彼の中には
彼 ....
踊ろう_薔薇のように。
歌おう_薔薇に寄せて。
花びらのように幾重にも重なって広がって踊ろ ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる
新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る
夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
カット!
違うんだな そのコーヒーカップに入ったスプーン
もっとクルクル回して
ユダヤ人ならもっとクルクル回すんだよ
そう 頭の中で目の前の恋人のことも考えるし
干してきた白いシャツが乾 ....
思いの他苦しいと思いました
君に会えないと言う事は
でも如何にもなりませんね
僕が別れを告げましたから
それでは、サヨウナラ
お元気で。
魔法の国に 小さな少年がいた
彼には 火を熾すことも 風を喚ぶことも できないほど
小さな力しかなかった
しかし 悲しみと痛みを知る彼は
「小さな小さなこの力、何も出来ないかもしれない。け ....
人は乱れ、街は汚れ、あらゆる全てのモノが狂気に花を咲かす
誰がこんな時代にしたのか―人間以外の何者でもないのだろう
世界は破滅へと一歩、また一歩として向かっている
金に奢れ、豊かに乏しき ....
馬場 こういちさんの自由詩おすすめリスト
(112)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
失くした一日
-
健
自由詩
7*
05-12-17
尊き命
-
炭本 樹 ...
自由詩
1
05-12-15
ゆきしろ
-
とうどう ...
自由詩
17*
05-12-14
ハンバーグ待ち(仮)
-
服部 剛
自由詩
6*
05-12-11
暮れ方
-
石川和広
自由詩
14*
05-12-10
言葉
-
大覚アキ ...
自由詩
10
05-12-9
ねぇ、サザえさん
-
yaka
自由詩
6*
05-12-1
名前をつけろ
-
大覚アキ ...
自由詩
5
05-11-22
Far_song
-
大村 浩 ...
自由詩
11*
05-11-18
領域、その人の
-
霜天
自由詩
18+
05-11-1
金と緑
-
木立 悟
自由詩
12
05-9-30
精神衛生にわるい
-
ピッピ
自由詩
4
05-8-28
支配
-
秋葉 刹
自由詩
1
05-7-9
ヒロシ君
-
大西 チ ...
自由詩
14*
05-7-6
白い紙、赫い影
-
嶋中すず
自由詩
45
05-3-29
ピンナップロックスター
-
大覚アキ ...
自由詩
4
05-3-18
薔薇舞曲
-
北沢泉
自由詩
1
05-3-1
滑らかに廻り続ける欲望の輪
-
大覚アキ ...
自由詩
126*
05-2-27
カット!
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純太
自由詩
13*
04-11-2
別れる。
-
黒柄 夜 ...
自由詩
2
04-9-20
『少年』
-
AKi
自由詩
2
03-7-13
愚かな者達
-
ともみ。
自由詩
3+
03-7-11
1
2
3
4