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ある日
意識の林の
内にめざめ
ふいに自分が
朝を穢しているように思った
髭をそったところで
何になるというのか?
家を出ると
青い収集車が ....
停止線を越えたぼくの感情のかたまりが
きみの言葉で編まれたハンモックに絡め取られた
ぼくが自分の臆病さを知る頃にはすでに
第二の呟きが世界の水面に波紋を描く
....
緑色した物干し竿がある
律儀に並んだ洗濯物がある
真っ白いシャツの清潔な香りがある
どこかのだれかの朝の庭で
どこかのだれかが伸びをしている
あた ....
ぼく みつめている きみを
きみ みつめられている ぼくに
いつまでたってもどこまでいっても
やまびこしない ひとみのやりとり
言葉は 言葉じゃない
....