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大きなガラス扉
日焼けしたブラインド
貸店舗、の白い貼り紙
コンビニになりきれなかった
角の、たなか屋

殺風景な店先のコンクリートには
ただひとつ
小さな郵便ポストが生えたまま
舌 ....
さよなら
を言いそびれたから
本当は帰りたくなんてなかった
日比谷線が
たくさんのさよならを詰めて
こうこうと光っていく

あの向こうへ行きたいな
苦しくなんてないけれど



 ....
加藤 ココさんの自由詩おすすめリスト(2)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
たなか屋の角- 佐野権太自由詩54*06-6-20
本当に出て行くのならばドアからでなくてもいい- ピッピ自由詩1205-10-17

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