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写生する煙の
変わりようのない醜態から
デッサンする余裕のない状況を
忌避しながら
ガタガタと埃を巻き上げて
凸凹道 ....
               100718



地デジ対策が済んだら
地震対策は不要と
道行く人に語りかけた
どうしてと怪訝な顔をする人は少なくて
殆どの人は一舜顔をほころばせる
 ....
                   100501



左前に着たカーディガン
朱色の毛糸が縺れながら
ボタンを嵌めるのが面倒だと自転車に飛び乗ってかぶりつけないハンチングを見せつけるた ....
                    100222




余剰金はぞろ目銀行にお預けを
暗唱番号の数字は1から9までお好きなものを
早い者勝ちです
誕生日の祈念に如何ですか
 ....
                  091106




稼ぐに追いつく貧乏無しと
村の鍛冶屋が槌を打つ
間違えたのはお殿様
天下取ると聞こえたので
良い気分
天下取るにはそれ ....
                  081231


攻めるも攻めるも黒金の
 攻めるも攻めるも黒金の
  攻めるも攻めるも黒金の
    攻めるも攻めるも黒金の
攻めるも攻めるも黒金の ....
偶然だから当然のこととして
2番目の順位を獲得したので
Aのつぎ、B級とされておるが
おるが
おるがの手足はなぜ伸びる

祖先伝来の
B級の物差しで測ってみたが
1mmたりとも狂って ....
ホントのことなんだけど
ウソみたいに思えて
日記なんかを読み返す

すべてのことは虚構ですと
主体の意識がそそのかすので
はい、そうです 夢だったんです ゴメンナサイ

イザカマク ....
                07/07/20


使えない自動販売機、
起動困難なPCの上の
水を張ったボールに
七味唐辛子を振りかける

水道水にも色が付いて
透明なまま静まり ....
軽薄な
ロボコップとお茶する
ロボコックが歌うので
ロボット三等兵が
鉄砲担いで入ってきて
厳しい顔して
敬礼するので
休めと言って
後は
知らん顔

充電する間にカツ揚げて
 ....
突然、
人間なんてららーらーららららーらー♪

フォーラムの
みんなが歌いだしたもんだから
あたまの中の空気は凍りつき
ザクザクと行進する
軍靴の音が響いてきた
かけがえのない
愛 ....
招き猫が嫁に行った
注文の多い小料理屋には
微笑みも衒いも無くなり
自然
お客の足も遠のいて
入り浸りだった
どこぞの
ペルシャも
シャムも
来なくなった

閑古鳥を捕まえに
 ....
厳しいと経営者達拗ねる真似


前任と後任の顔瓜二つ


団子食い新しい年待ちわびる


猫の仔とのこのこ歩くろくでなし


ひとりではさびしいという律儀者


ふたりだ ....
以前こんな詩を書いた↓
http://members.jcom.home.ne.jp/aoba/sanbun00.htm#mijitaku

身支度をするのは
いつでも良いのだ

そんなこ ....
もうひとつの太陽が
もうひとつの月が
何処かに隠してあるのだろうか
もう疲れたと言って
勤勉な太陽が
沖の向こうに沈む頃には
新しい曲に乗って
新しい太陽が
夕焼け雲に乗っかっ ....
群れてはいけない

支倉常長は
伊達政宗の命を受け
ガレオン船に乗り込んで
はるばるスペインに渡り
ヨーロッパを通商の旅して
ローマでは貴族に列せられ
帰国して
キリシタン禁 ....
カラスが三羽
七羽でなくて三羽
散歩するでなくて
散歩するふりをする
古くさい表現
古くさい机
古くさい服装のままに
カラスは
目をきょろきょろさせて
大通りを散歩するでなく
散歩 ....
回転木馬が
ひっくり返って
首がない

恐ろしい光景を
日常化する
ところてん

風景が摩耗化してからは
錆びたナイフで
リンゴを切った
ジャムは
煮詰めるから
どんなに甘く ....
自動販売機のなかには
シーラカンスを気取るのが居て
夜になると
腹びれを振るわせて
反対側の中州に登り
ニイタカヤマノボレと
大きな顔して
電話して
スクワットする夜間割引券と
交換 ....
雨が降ると複数の穴から
水が漏れて
まるで
滝のように降ってくる

温度変化の激しい夜は
風邪を引きやすいから
ご自愛下さい
三寒四温の季節には
そんなことも書簡に認める

複数 ....
桜が咲いて
春が来て
夏が来て
秋が来る
冬が来ればお仕舞いと
舞妓さんは踊ります

ねこの小判を
質屋に入れて
花見のお酒に
酔いしれる
樹の中に大きな穴を開けてやる
啄木鳥のように朝から晩まで
喧しく叩いている

壁の中に丸い穴を開ける
電気ドリルの電池が切れるまで
喧しい振動が続くまで

地面に大きな ....
 
ににんがし
にさんがろくで
にしひがし

いちたすいちも
ろくでなし
37までよめが来ぬ

来ない間に日が暮れて
クレタ島からニューギニア
ギアナ高地の贋蛙
ギアナギアナと ....
砂に書いたラブレター
パットブーン
1957年のヒット曲
マツダのオート三輪にも
曲面ガラスが使われだして
戦後も終わったと
みんな感じていた頃の
なんとなく未来が明るく
元気 ....
昼飯を食べようと
台所にいたら
どこかで蝉が鳴いているような
音がした
ファンの軋む音ではないか
モーターの唸る音ではないか
風呂場でゴムホースが蛇口の前で
激しくぶつかり
互いに ....
みんな何処に行ったのだろう
30歳を超えたときに気がついた
前には誰もいない
後ろにも
横にも
気がついたら
いつでも何処でも
誰もいない
空は
いつものように
明るいのに
不思 ....
木の幹を釘で突き刺し
木の枝を鉈で落とし
木の幹に穴を開け
木の中に住み着いたぼく

木の心は悲しいのに
木の中のぼくは知らん顔
もうひとつのこころを追い出して
釘を突き刺し切り落とし ....
メダル候補ナンバーワン
犬も食わない夫婦の喧嘩
喧嘩ファイトの
ストリート
ワンツウスリーと
手品師が
白いハンカチ
ふんわりと
粉かけ呪うふりをする

粉かけ飲み込む反魂丹
 ....
敵はさるもの溶けるもの
固める温度の僅かな違い
なかなか上手にまいりません

昨日の昼休みに集まって
レシピ片手に挑みます
仕事のことは打っ棄って
頭の中はチョコだらけ
にこやかに ....
けだるい朝の日曜日
空っぽの心とからだを横たえて
残りの義理チョコを食す
いつもと同じ形と色と味だ
とすると真理はこの中にあるのか
改めて認識した
この手の中に
チョコ ....
まどろむ海月さんのあおばさんおすすめリスト(59)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
写生- あおば自由詩7*10-10-28
或る嘘つき女の生涯- あおば自由詩1*10-7-18
ハンチング- あおば自由詩1*10-5-1
白い原稿用紙- あおば自由詩5*10-2-23
晩秋- あおば自由詩4*09-11-6
あけおめ- あおば自由詩4*08-12-31
B級ホラー- あおば自由詩2*07-8-7
無窮動- あおば自由詩3*07-8-7
ロンボク- あおば自由詩7*07-7-20
ロボット兵- あおば自由詩7*07-2-1
2006年大晦- あおば自由詩5*06-12-29
占め子の兎- あおば自由詩7*06-12-27
拗ねる真似- あおば川柳5*06-12-24
ギャー- あおば自由詩5*06-12-10
褐色- あおば自由詩7*06-9-3
4000億の星の群れ- あおば未詩・独白3*06-8-30
カラス- あおば未詩・独白3*06-8-23
ところてん- あおば未詩・独白5*06-8-22
晴天- あおば未詩・独白7*06-8-18
複数の穴- あおば未詩・独白8*06-8-16
花見酒- あおば未詩・独白5*06-8-7
樹の中に- あおば自由詩4*06-2-26
1+1=37- あおば自由詩3*06-2-26
霧に書いた詩- あおば自由詩6*06-2-25
厳格な夏- あおば自由詩3*06-2-25
夢見る頃を過ぎても- あおば未詩・独白5*06-2-23
木の家に- あおば自由詩2*06-2-20
アートモンキー- あおば自由詩2*06-2-19
チョコの春- あおば未詩・独白4*06-2-11
義理チョコの命- あおば自由詩2*06-2-11

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