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{引用=赤ペンさんのバイトをしていた頃のこと
その日は小学校三年だか四年生の国語のテスト
の丸つけをしていた}
いつものように今日もけんちゃんとけんかをして
しまったわたしは、 ....
ガジラを囓りに
北千住に行く
初めて降りた駅なので
北も南も分からない
聖徳太子
黄金虫
クチボソ
釣れない日のお呪いのように
ブツブツ呟いて気持ちを落ち着かせようとしたら
道行 ....
その言葉を背負っているからこそ、あなたであり
私でもあるのです
千の言葉を尽くしても、意味なきものかもしれません
それでも言葉を失うことはできなかった
万の言葉を重 ....
ほほほと笑う
かにかにかにと縋る
草臥れた王様たち
不満だらけの猫
傷ついたサソリ
みんなの地球が
細くなるね
鉛筆削り
お金が欲しいと
知らん顔する
僕の良心に
ふ ....
エメラルドグリーンの
カーテン越しに
月におやすみ
泣いていた瞳は
滲んだ月ヘ飛ぶ
アイボリーの日記を閉じて
埋葬される文字たち
お別れの祈り
余白から文字を
包み込む
宝 ....
憧れが
ささやかな私を満たす時
ひとつの幸せを見る
あなたは
時間とともに
美しくなってゆく
朗らかに広がる樹木から
眩しくはない光が差すように
あなたがいる場所には
精霊が ....
何があっても離さない
手を離さない
堅く約束する声が
一晩中 木霊して
待合室に消えた
内股で歩く癖がついた
堅く口を結ぶのを忘れた
立ち小便が上手になった
放 ....
はじめてこころのなかに
さいたたんぽぽのはな
かぜにからだをばらまいて
ぶんしのように
げんしのように
そりゅうしのように
たびにでるたび
かけらひろいあつめるたび
(霧がする ....
振り向くと沖に知らない人ばかりになってこわい
貝の表面についてる回虫みたいな模様がこわい
高波が何でも持っていこうとするからこわい
クラゲが知らないうちに沢山わいてこわい
あが ....
駅前の
立ち食い蕎麦屋のトッピングの
百三十円の
黒い汁に浮いたかき揚げを齧りながら
予感することと
予感された世界に生きることとが
微妙に喰い違う
駅前の
ガソリンと赤錆の臭 ....
家々にあかりが灯る
蛍火がちちちと
びろうどを
燃やしはじめた
白く浮かぶ
亡き王女のような
天主堂
つづら折の石の坂
青白く骨はひびき
さびしいひとよ
火の鏡を見なさい
生の意 ....
まどろむ海月さんの未詩・独白おすすめリスト
(41)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夕焼けが足りない_14
-
AB(な ...
未詩・独白
6
05-12-16
ガジラを囓りに
-
あおば
未詩・独白
1*
05-12-15
ロゴス
-
舞
未詩・独白
1*
05-10-27
鉛筆削り
-
あおば
未詩・独白
4+*
05-10-26
旅の支度
-
知
未詩・独白
10*
05-10-11
憧れ
-
知
未詩・独白
9*
05-10-8
切断
-
あおば
未詩・独白
3*
05-10-2
飛翔する種
-
たりぽん ...
未詩・独白
7*
04-10-11
海はこわい
-
ふるる
未詩・独白
43*
04-8-31
駅前
-
石原大介
未詩・独白
4
04-3-6
石の坂
-
青色銀河 ...
未詩・独白
4
04-2-20
1
2