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町も風もかなしく震えるので、
ろうそくの火のように、
さびしいやさしさで、
生きものは尖ってゆく、
のだと思う

生きものは、
風の群れ、
消え入りそうなほど、
ほそく、とがって、
 ....
白いぼくの部屋に恋する女の子がいます。
その女の子は白い奇妙な椅子を
ぼくの部屋にはこびこんで、
ちょこんとすわっています。
窓のそとには
純粋な蜜柑の集落が
どこまでも続いています。
 ....
夜のなかで ぼくらは 目覚め
目覚めた ぼくらの なかで
夜は 目覚める

夜のなかで ぼくらは 
存在するものの 確かさを
はじめて 知る
ぼくらが 知ることで
存在するものに 
 ....
家々にあかりが灯る
蛍火がちちちと
びろうどを
燃やしはじめた
白く浮かぶ
亡き王女のような
天主堂
つづら折の石の坂
青白く骨はひびき
さびしいひとよ
火の鏡を見なさい
生の意 ....
まどろむ海月さんの青色銀河団さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生き物って尖ってく感じがするね- 青色銀河 ...未詩・独白607-1-18
白いぼくの部屋で- 青色銀河 ...未詩・独白406-4-2
見知らぬぼくらへ- 青色銀河 ...自由詩206-3-15
石の坂- 青色銀河 ...未詩・独白404-2-20

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