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気づくと
背中に窓があった
木の枠の 両開きの窓だ

閉じられているその窓を
覗き込んでいる自分がいた
中には 止まった時計と
傾いだ天秤が見えた

やがてその窓の中にも
自分があ ....
壁を自在に移動する窓
持ち歩き可能な窓

心臓に取り付けるための窓

蜃気楼だけが見える窓

窓硝子に詩を書くための窓
叩き壊しても何度でも再生する窓

脱け出すためだけの窓
忍 ....
自分と向かいあいすぎて
時折その界面をとおりぬけて
向こう側の自分と
いれかわってしまうのだ
FUBARさんの塔野夏子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
背中の窓- 塔野夏子自由詩7*09-5-27
窓のカタログ- 塔野夏子自由詩15*06-12-17
存在しない鏡- 塔野夏子自由詩12*06-6-3

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