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メールでは返信を促しているようで
そんなことを期待しない今日の私は
便箋に走らせてみようと思うのです
書き出しは、季節のことや天気のこと
やわらかに二人がつながっている
なんてことを ....
砂時計が流すことのない一粒の砂
悲しみを知るか
桜を手折る時、残された枝の揺らぎ
寂しさを知るか
発電と称して進むことのないプロペラの空回り
孤独を知るか
鍛えられていく鉄塊の ....
何か空腹を満たすものはないかと
見上げた空は午後だ
トンビがビルの屋上で踊る
薄色の羽根が舞い散る
猛禽が食らっているのは鳩
同族の羽根の降る中
広場ではポッポーとのんきに ....
風のかたちになりたいのです
なのに
縫いつけておいたはずの秋風が
かたちをうばいました
(ほたる 湯けむり はぐれ雲)
うばわれたと思ったのは勘違いでした
かたちがない ....
今日の仕事は うさぎだった
陽気なピンクだ
道行く車にいっぱい手を振ったよ
振り返してくれる人は
みんな笑顔で
おいら、ちょっと
幸せを振りまいた気分。
....
蘭州を出発してからもう2日も経つが
鉄路は大きな曲線をいくつか描いて
岩の転がる砂地と、とうめいな蒼色の空
それだけの風景はいっこうに変わる気配がなく
ホウロウのカップで
開水に粉コーヒーを ....
手をつないで
蛍を見に行ったのだけど
あまりにも きみどりの光が舞うから
僕は天地を失いそうになって
繋いだ手を
ぎゅっと握ったのです
そうすると
君もぎゅっと握ってきたので ....
学生時代に旅した外国で
たくさん手紙を書いた
両親や兄弟や友人へ
砂漠に近い
ひどく乾燥した扇状地の街
ボロっちいホテルの一室で
二度とはき出せないような
甘い寂しさの詰まった手紙を ....
知さんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
星空の宛先
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たりぽん ...
自由詩
20*
05-10-10
片糸でんわ
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たりぽん ...
自由詩
11*
05-9-29
鳩降る広場で
-
たりぽん ...
未詩・独白
5*
05-9-27
低い風で雲を流せば
-
たりぽん ...
自由詩
16*
05-9-25
ちょっとだけラビット
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
19*
05-9-23
ひめりんごたちへ
-
たりぽん ...
自由詩
9*
05-8-14
ほたる・樗谿(おおちだに)
-
たりぽん ...
自由詩
11*
05-6-13
あのポスト
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たりぽん ...
自由詩
20*
04-10-10
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