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泣きたい




こらえて

袖を惹いた


仕合せ



霞んでゆくから



千切れる想い

影に溶かして



あとどれくらい

幻の傍で
   びいどろの中でしか生きられぬ


無縫の衣
纏い
舞う
御姿    艶めかし

  ゆるり 
            ゆらる

煙管より一燻
放ち
湿る
御御脚  い ....
白と黒の狭間で

{ルビ女郎花=をみなへし} 一輪 揺るぐ


  その花

  は

  強いらしいので

  ぼくは

  ぼんやり見つめるだけです


忍び寄る夜 ....
後姿を追いかけて
雑木林を抜けると

ほのか温もる世界

君が道しるべ

並んで見下ろした昨日は
水面が揺らめくように瞬く

  
  ふたりで夢をみた。


からだ寄せて ....
混じり気なく、青

淡い空

閉じ込められた真白い下弦の月は
青が滲んで



 あたしとおんなじ



空模様
いま何処に居るの、と

夢枕
教えてはくれないでしょう

窓の向こう
{ルビ東雲色=しののめいろ}に染まる前に

君に逢えるとは
決して夢にも思いませんが
{ルビ薄紅=うすくれない}のコスモス
花びらを摘まんだ

  すき きらい すき きらい

{ルビ幼心=おさなごころ}が色めいて
スカートが揺れると陽が射した

庭のブランコ
ぎい、 ....
なびく髪に右手をかけて
岸壁で揺れる君
大丈夫よ、と言う声が
気のせいじゃなくて
確かに震えていた

けれども

僕は知らない振りを決め込んで
安堵のため息を漏らしてみせる


 ....
なんだか少し、変なかんじ。

君はもう少し、冷たいし。

でも、

上手く出来なくていい。  

甘えておけばいい。

でも、

  微笑んで見つめられるほど

  あたし ....
古ぼけた色
懐かしい香

記憶を焦がすのは

揺れる翠緑
透ける群青
舞い上がれ、白々たる雲

―君の後姿を追ったあの日―

ただ甘さに酔っただけ
三架月 眞名子さんのちとさんおすすめリスト(10)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
*幻影*- ちと自由詩6*07-4-14
*金魚*- ちと自由詩4*07-3-27
*女郎花*- ちと自由詩6*07-3-18
*夢幻花*- ちと自由詩11*07-3-4
*空模様*- ちと自由詩6*07-3-1
*夢々*- ちと自由詩5*07-2-14
*花占い*- ちと自由詩4*07-2-11
*碧憶*- ちと自由詩5*07-2-10
*うたかたの恋*- ちと自由詩4*07-2-10
*柚子飴*- ちと自由詩9*07-2-7

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