こころに積もった
茶や赤や黄の枯葉
かさこそ
雪がかぶさるなら
何処に行けば良いものか
風に、ただ翻ったり
舞い上がっては舞い落ちたり
何処に行けば良いものか
何処に行けば良いものか
 ....
変わり果てた幼い子供の
検死解剖のあと
きれいに拭いて
裸に服を着せたのは誰ですか


泣きましたか


止めていますか


目の前にある


それは


ただ目の ....
報道関係者 照明機材 中継車 忙しなく出入りする 
逐一携帯で話す 
身分証明を首から提げた 異質者たち
捜索隊のバスは連なって 
無言で帰る 


小さな手を
つないだ手を ぎゅっと ....
虹の下をくぐり抜けてしまったよ

いま
気がついたんだ
願い事が叶っていたことに

ありがとう
願い事が叶ったら
それでお終いじゃないんだね

だって
いまは虹の向こう側
色の ....
雨降りの夜だし

風景は
同じかたちのまま 年取っていくし

私は 
早く生理が終わらないかと 日にちを数える

身体中 微熱で覆われて熱いから 
粘膜の中の飴は すぐに溶ける

 ....
わたしはじょうろを持っていて
いつでも草花たちに水をあげることができる
わたしのじょうろはラッキー池田とおそろいらしく
その赤のプラスティックをさらしては
ひとびとの失笑をかうのさ
クリスマ ....
心の中の本棚に
私小説が増えてゆく
主人公は
いつも不器用で
哀しいほど
いつもみっともない

誰が読んでくれるでもなく
ただ 
収められてゆく
落胆のため息とともに

それは ....
子宮の中でうずくまる。
この痛みは→罪の罰?
どうして産むことが罪なの?
原罪?→存在することを宇宙は許してくれないの?
神様はただ慰めてくれるだけ。
今の時間までの投稿は

とりあえず全部読んだ。

本嫌い

(正確には長い文章を読み続けるのが苦手さん)の私が

ここまで読みふけるとは..

老けるわけだ..

さっきまで少 ....
 石を轢く

 花を轢く

 進んだ跡ができあがる



 生きていることを

 考える
目がまわるくらい
忙しく せかせかと暮らそう

やることない とか
ひまだよ とか
くそくらえで 暮らそう

交差点の信号待ち

青信号の後ろから
パンッと 響く
短距離走のスタ ....
僕は

君の笑顔をみるだけで

元気になれた

電話番号を聞いてみよう

どの辺に住んでいるか

聞いてみよう

思い切って

食事に誘ってみよう

そんなことを考えて ....
作り笑いをするくらいなら 笑わないで
嘘を吐くくらいなら 否定してくれて良い

偽善だと嘲笑したって良い 
だけど 伸ばした手は偽りじゃない

泣くのを我慢したって どうにもならないか ....
 とうとう、自動式回転寿司で死者が出たというニュースが新聞に載った。

 あれが登場し始めた頃は本当に怖かった。その前にあった、手で回すタイプの回転寿司も怖かったけれど、自動式のは容赦なく回ってい ....
シャツとセーターを
いっぺんに エイッ と脱ぎ捨てるように

思い切って
まだ冷たい風の中に
私をさらしたら

その勢いに 驚いて
くよくよする私も
ピョンッと飛び跳ねるかもしれない ....
「ねえ、お母様。最近あの人よく笑って下さるのよ」
だってたくさんのドレスを新調したんだもの。
若い頃を想い出したかしら。
「あら、不安定なのねえ…」

そう。一日着たらもうおしまい。
カラ ....
「冷静になることも大切だ」とわら半紙の裏に書いて丸めて投げられた。
痛かったんだなあ。それが。

背負いなさい。ルールをさあ。
泡を吹いて苦しみなさい。
そして、死んでしまえばいいわ!エゴな ....
でっぱらない 私
仲間と入ったレストランで
おんなじものを食べて
美味しいと騒いでる中で
一人だけ
まずくて食えないとは
言えない

まあ 好みは色々だからねえ なんて
誤魔化したつ ....
空がこんなに澄んでいるから

泣き顔じゃ

いけないと思った

髪を綺麗に切って

君に逢えばいいと思った
分からず屋はまた言います。
「あれも欲しい。これも欲しい」と。
早速、履き違えたわね。

きらきらしていたいのよ。
だから、全身ラメにしてみた。
「頭の先から、つめの先まで」

わたし ....
クレヨンのような階段を
荒野に見立てて走り抜ける

マルボロを垂らして釣りをするひと
それをポラロイドカメラで撮るひと
毀れた弓でパチンコをはじくひと
かみなり親父

トランキライザー ....
ある人はいう
空がくらくなるのは
日が眠るときに
よく眠れるように
空があかりをおとすからだ


ある人はいう
空がくらくなるのは
日がさるときに
次に会う瞬間を
空が恋こがれ ....
ママと一緒に、自由を食べたら、
出ておいで。
ここにおいで。

音も出さずに、いとも簡単に嘔吐することを、
生きていく術としている人もいることを、
目の当たりにしたのです。

パパと一 ....
おもちゃを買ってあげるから、
駄々をこねてはいけないわ。

お気に入りのドレスを汚されては堪らないの!
ほら、わくわくするでしょう。
夜中に食べるプリンのように。

ひとつ聞きたいことが ....
ピンクレディーを聞いてます。
『S.O.S.』は踊れちゃいます。
自慢なの。

そんなことより、もう、12曲目。
早く、明日着ていく服を決めなきゃ。
 
幸せいっぱいなの、と事実を述べたら、
男Aは言いました。
「俺は夏にスキーをしないように、女はいらねー」と。

つまり、それは季節外れと言うこと?

馬鹿じゃないの。
ホントに愛を求めな ....
ふとした時に
小さな火ダネが
落ちてきました
 ゆっくりゆたかに
 両手のなかに

こんな小さなものなのに
私の全てに広がって
私の全てをあたためました

となりの人ももっていたの ....
ぐいっとひっぱる
過去がひっぱる
ぼくをひっぱる

引き戻す
引き戻される
引き戻す

じっとたえて
ぐっとこらえて
ただふんばる

ただふんばる
小さな石が
ガケから落ちた
誰も見てない時に
さっと落ちた

そしてそのまま

 人の流れからはずれ
 時の流れからはずれ
 命の流れからにげた

そしてそのまま

どこまで ....
「ばかね」
彼女が笑った。
俺は初めて、ばかでよかったと思った。
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