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高いものの 内部を
はかっては いけません
鳥のことばを
かたったら
遭難します
むかし美少年の
みつねくんと
あやしい遊びをした
梅の木に今年も
梅の花が咲いた
王冠で すくおうとして
おびただしく こぼれる
純血のひとの うしろのほう
丘のうえに 月が
座礁している
時間とともに わたしは
うしなわれる だから未来を
待ち望まない というのは嘘だ
明るいうちに できるだけ早く
きみのところまで たどりつきたい
妖精に ひっこぬかれたとき
となりに咲いていた きみを
ひっこぬいた ひとりでは
こわかったんだ ごめんね
おもいっきり ひっぱたいていいよ
前へ どこまでも進むのが
希望の原理です
その道は きみ自身の
背中の扉まで つづいているから
いまは ふりかえるな
通り道に たおれていたら
ぞろぞろ やってくる 
異形のものたちに
ふみつけられて すこし
げんきに なるのである
灰をまさぐって 泣きながら
名前のない場所に みどりを
まみどりを植える  
花が咲いたら その下で 
きみと むすばれる
わが友 きみも 
魚が水のなかで
生き死にするようには
空で暮らせない鳥です
しっかり地に足をつけていますか
明日をうたがい おそれながら
大審問の つらい夢からさめる
また朝の
灼金のひかりのなかに立ち
荒野のひつじのむれを見る 
ちからのかぎり
なやんで ないて
さけんで たたかい
やぶれさった すがたのまま
なつがおわるまで たっている
ルナクさんのみつべえさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(山の心得の話)- みつべえ自由詩306-9-2
そろもん(記念樹の話)- みつべえ自由詩306-3-12
そろもん(正統の話)- みつべえ自由詩506-2-4
そろもん(寿命の話)- みつべえ自由詩706-1-1
そろもん(道ずれの話)- みつべえ自由詩605-12-22
そろもん(はなむけの話)- みつべえ自由詩805-12-17
そろもん(黄昏時の話)- みつべえ自由詩705-11-14
そろもん(緑の話)- みつべえ自由詩505-10-8
そろもん(友の話)- みつべえ自由詩705-9-11
そろもん(迷羊の話)- みつべえ自由詩605-8-31
そろもん(向日葵の話)- みつべえ自由詩1205-8-29

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