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ふいにはじまり
ふいに終わり
悲しくそこにとどまるもの
晴れた夜の無灯火の群れ
光をちぎり 与える誰か
ちぎれる前の 光のありか
地に倒れた外灯が
赤い星を聴いている
青に ....
ひそかに星の綿くずは
空のすみに集まってきて
夜の終わりもはじまりも
一緒のようにまたたいている


かじかんだ手と手を重ね
鳥を光にほどく息
どこまでも白く
どこま ....
橙色の風が吹き
壁をめぐり
木々を螺旋に上下する
ふいに無数の猫になり
屋根の高さの季節を乱す


吐息が導く双つの手のひら
合うようで合わないはざまから
遠く見知ら ....
    車道に向かい 身を傾けた

    コンクリートの猫

    雨あがりの光を狩る
    
    壁のほうに入口を向けた
    朽ちた小さな犬小屋


    墓標のように
    玄関の脇にある
    どんどん晴れろ
    どんどん晴れろ
    中庭の水を持っていけ

   
    空の向こうのもうひとつの窓
    外の見えないガラスだけが
     ....
生まれ ささげ 手わたし 去る
鏡のなかに増えてゆく
誰もいない家並みに
打ち寄せるすべての見えないもの
やわらかく 冷たく
悲しいもの


暗がりに立つ光の線が
自 ....
    天使の羽と羽のあいだに
    指を一本差し入れたなら
    天使もあなたもその刹那
    よろこびのなか 
    気を失うだろう
からだをすり抜け まわされる腕
天使よ てんし 地使よ ちし
少しだけ浮くおまえの軽さ
水たまりの上の葉を踏んで
湿った土にひろがる重さ
毒のめまいを消し去るめまい
新たな ....
什蔵さんの木立 悟さんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜と背- 木立 悟自由詩705-11-18
夜のたより- 木立 悟自由詩705-11-16
街と光- 木立 悟自由詩905-10-20
ノート(37Y・9.24)- 木立 悟未詩・独白405-9-19
ノート(35Y・12.5)- 木立 悟未詩・独白605-9-18
ノート(38Y・9.22)- 木立 悟未詩・独白205-9-17
ひかりから_みずから- 木立 悟自由詩605-9-9
ノート(35Y・6.3)- 木立 悟未詩・独白105-9-2
天使よ_てんし_地使よ_ちし- 木立 悟自由詩505-8-30

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