すべてのおすすめ
君には持ってほしくなかった
君には使ってほしくなかった
人の命を奪うから
人の自由を奪うから
人の愛を奪うから
そんな{ルビ道具=もの}として
生まれたわけではないのに
僕が ....
熱い そして暑い日だった
と思っていたらもう夜になった
一挙にクールダウンが大挙
私は今すぐこの街から抜け出したい
当てもなくアキハバラに行きたい
下には下がいることを確認したい
....
祈りの数だけ神がいて
祈りの数だけ願いがある
何故人は祈るのか
恐れおののく、その先の
抗いきれぬ力に前を遮られ
溜め息さえも躊躇して
祈りの数だけ花が咲き
手向けた花の ....
夜、
私は
部屋に、
白濁息と
紫煙を吐き、
寄り掛かる柱、
消す朱色の輪に、
数え歌は観賞用の
甘い鏡の球をついて、
飛び散る高音に濡れる
深紅の眼球でチュウジィ DHi 雛 ....
天神で評判のラーメン屋でとんこつラーメンを2杯食い
満たされた腹をふくらませて夜の{ルビ那珂川=なかがわ}沿いを歩いていたら
遠くに並ぶ屋台のぼんやりとした明かりが見えてきた
橋の傍らにひっ ....
君が血を流しているような気がしてならない
本当は流さなくてもいいはずの血を
無理矢理 流させているのは僕か?
それとも それこそ思い上がりか
君が血を流しているような気がしてならない
....
昨日から今日へ
今日から明日へ
時を越える翼をみんな持っている
どんな出来事があっても
希望の光に向かって羽ばたくことができる
悲しむことなかれ
嘆 ....
まもなく一番線に東京行きの快速電車が到着します
あぶないですから黄色い線の内側でお待ち下さい
まもなく二番線を特急電車が通過します
あぶないですから黄色い線の内側にお下がりください
....
しっかくうい部屋ー
:粘ぁって糸を引くぅ が
:負けぇじと弾く指ぃ が
:飛沫を上げて仕舞う仕舞う仕舞う仕舞う
これはもう色おはじき!
女
”冷 ....
月のおもてを みがいたのは
ウサギではありません
神さまに供える詩を たべてしまい
途方にくれているのも
ウサギではありません
彼女という人は
詩人とかそういう類の人みたいで
ときどき僕を近所のファミレスに呼び出しては
伏目勝ちにちょっと小難しいことをしゃべり
左手に持ったフォークでグリーンサラダにやつあたりし ....
海の底から太陽を見上げる
眩しくて 神々しいそれは
ぼくを照らしてはくれなかった
信頼され契約書にサインして
任された責任あるプロジェクトを放り出し
自分にうつつを抜かす、とある秋晴れの日
人はまじめにやってると勝手に思い
本人は努めて逃げている無責任ブルース
永遠に ....
鈍く輝く影を見ながら
鈍く輝く影を見ながら
私と影は
互いに五指を張り合わせ
ゆったりと
文字を綴る
keep
文字を綴る
out
その境に綴られ ....
風鈴が風を揺らしている
つまり
声を出した方が
あやつれるということ
私はどんなに倒れこんでも
あなたをやさしくあやつろう
力ではない力
私の勝ちだ
向き合って
小さ ....
日焼けするほどの
残せる夏のしるしもなくて
白いからだが
裸のままでいるようで
ときどき恥ずかしい
私の血は水のように薄くなって
夏はたくさん虫を殺してしまう
土から生まれて ....
H
\
ながれるべきものたち ながれ
そよぐべきものたち そよぎ
ひかるべきものたち ひかり
うたうべきものたち うたい
H
\
....
雷紋の刺青は火傷できえて
砂塵の街にジャンビーアはおいてきた
砂の海にはねるウサギはきんいろ
狂暴な太陽はみんなを干物にしたがってるんだ
....
のどに はしゃぐ みめいの
つきの すずか つむぐ かるた
まわる やまの はるか さます
かやの ねむり まどう むごん
みちぬ おもい ゆきて きえる
かえぬ こころ ぬぐう ....
もう一度
その無数の紅く小さい花々を闇に咲かせたシャツの下に
酔って赤らんだ白い背中で
僕に{ルビ凭=もた}れてくれないか
なぜ
君の背中のぬくもりを
もっと素直に感じなかっ ....
飛び込み台の上に立つ女
もちろん服は着ている
回送の飛行船が夕方のまぶたをなぞれば
陽は瞑ってシジミ売り屋が喘ぐ
学生は皆帰ってしまって
校庭には
スクールバンド部のトランペットと ....
Tシャツの裾おもいっきりひっぱってさ 君を振り返らせるの すき。
子どものままの君がじゃれるの すき。
少しだけ残る夏の香りをさ 目を瞑ってかくにんするの すき。
カーテンの裾が揺れ ....
ねぇ見て 不思議よね
こんなにちっちゃいのに
ちゃんと爪もあるのよ と
満ち足りた母親の顔で彼女は
小さなこぶしをを開いて見せる
アキアカネが飛び交う夕暮れに
生まれたから 茜
はい ....
人間が
犠牲の上で生きるように
世界は
戦争の上に幸福を創れる
そう独り言じみて呟き
少し
自虐的に笑って見せて
貴方
虚ろな目を伏せたから ....
成覚寺*の一軒隣り
全国チェーン店系列の喫茶店で
砂糖抜きのロイヤルミルクティをすすりながら
かつてここは
宿場町の 春をひさいでいたをんな達の
悲しい場所だということを思い出した
太 ....
夜空にはウシが瞬いていた
草原では干しが干からびていた
もう一つ出まかせを言おう
この袋には伝えきれないほどの
星が詰まっている
飛行船のように女は笑った
こうず まさみ
梅雨が明けると
辺りは緑一色
眼に優しいその色は
穢れを知らない少年のように
きらきら 輝いていた
ぼくは
緑の ....
イデーよイデー エンテレヒー おらこんな 洞は嫌だと 駆け出せど 妻子を置いちゃ 往けれぬつらさ
ルビコンを 敢て渡らぬ ソクラテス ルールはみんなで 決めたものだと
....
派手な服を着るのも
派手な化粧をするのも
あなたの目に留まりたい
ただそれだけのため
でも明るい彩にしても
あなたの目には映らない
明彩のつもりなの ....
燃え上がるオートバイを祀る
そんな文化つくろうぜ
いっしょに
シュビドゥビ
シュビドゥバ
炎で宙に書き記すラヴレター
そんなやり方イカシてる
そう思うだろ
シュビドゥビ
....
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