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その小さな身体には大きすぎる
僕の白いYシャツを着た君を見て
窓に浮かぶ思い出
ある日ならんで歩いた海岸で
せまってくる白線をとびこえては
水しぶきをあげてはしゃいでいた
....
ふと遠いところへ行きたくなる
通過電車に手をのばせば届きそうで届かない
本気で身を乗り出すと本当に連れ去られてしまうから
「危険ですから、黄色い線の内側までお下がりください」
というアナウ ....
自転車にまたがれば
ペダルにのせた足と
地面を蹴るかわりに
転がってゆくタイヤ
地球がまあるいのは
教科書でしか
知らないことだけど
その時生まれる風が
何処から吹いてくる ....
今日が終わる
その少し手前で
ひとつ足りないことに気づく
いつものように
君を送りとどけた駅で
「またね」でもなく
「さよなら」でもなく
「ありがとう」でもない
ひとつ ....
線が
小さな点の集まりだと知ったのは
まだ恋なんて知らない
幼い頃のことでした
とぎれとぎれに
一つ一つの出会いがあるように思えても
振り返ればなぜか
すべてがつながっているよう ....
どんなに薄めても
悲しみは消えませんでしたから
少しずつ明日を
塗り重ねてゆこうと思いました
悲しみは複雑すぎて
はじめとおわりの区別もつかないけれど
晴れわたる空に喜びは
....
士狼(銀)さんのベンジャミンさんおすすめリスト
(36)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Yシャツと君と
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ベンジャ ...
自由詩
9*
05-9-2
夜の地下鉄は海の匂いがする
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ベンジャ ...
自由詩
52*
05-8-31
夏をのせて
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ベンジャ ...
自由詩
6*
05-8-26
ひとつ足りない
-
ベンジャ ...
自由詩
17*
05-8-24
点と線(そして座標)
-
ベンジャ ...
自由詩
12*
05-8-22
空色の絵の具
-
ベンジャ ...
自由詩
17*
05-8-8
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