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午前6時まだ昨日、サンシャイン滑り込む部屋も瞼の先は夜。換気扇がぬるい空気を吸って吐いてを同時に行っている。冷蔵庫の存在はとどまるところを知らない。電球はエジソンが発明した。ぼくのバランスは崩れまいの .... ぼくのココロとかいう愚がプラスチックでできているらしい、とのことを知った夜だった。冷蔵庫は突然ブイーンとか鳴って、唐突な哀愁の、青色を特集した雑誌がぼくらをブルーに攻め立てる。明日いつどこだか知らない ....  
 
 
 
その人はヒビコレ
彼に別れを告げられることのほうが
彼が死んでしまうことよりも
つらいといった

渋谷のヒビコレ
町でいちばんの
愛することばが流れてしまって
 ....
ボディ冷、ホワイト息ですれ違う季節来たる挨拶。深夜に予感ぼくらをひっかけるフック。通りを抜ける救急車近づいて頂点遠のく。光るコンビニ。通過するその頂点で光るコンビニ。残響く/回転る、してゆ .... とても美しいことを書けそうだと思って
さわりかたをそっとしたりしてみる
きみへ続く空中はゆらいで白く
物理学の本ならばたとえば
ペットボトルの曲線をなぜて
やわらかに跳ね返っている
春先の ....
ぼくらは空に近づこうとする、いつも包まれるばかりでひとつにはなれない。ひろびろと伸ばしたつまさきをゆびさきを、リンととがらせる。新宿にアスファルトのあちらこちら。渋谷を通り過ぎるどちらこちら。ビルとビ .... パレード。パラーデ。歩いているものを集めて、ただそれだけのこと。川のような世界で、素数のようにひとりぼっち。2、3、5、7、11、とそこまで数えたときは、最盛期たる朝。いっそのこと、きみは世界をよく見 .... 寒波ならキレキレの夜冷蔵庫ふるえるきみかふるえる空か

前方の窓に窓らにアクセルの踏みつける後に拭ききれぬ痕に

黄信号まんまる月の注意なの前へ進むの右に曲がるの

対向車無数の街灯無数の ....
こんな気がする。


書きつけるぼくらの身の上は怠惰で、
ありふれた人に、靴下の夜に、
まるい、まるい気持ちを。


   ぼくには、いざというときはないからだ。
   とるにたらぬ ....
1.
ぼくは風邪をひいたので目を閉じる。まぶたは、いつもよりもなめらかに溶けていく。まつげの長さを、指のはらで確認する。ぼくは人よりもまつげが長いといわれるからだ。


2. ....
ぼくらは自分より遠くを歩きすぎれば疲れている。築数十年の日々の/ひびの入ったコンクリートの隙間に小さな紫の花。目を閉じたのはもう窓から闇に煙巻いた諸々を/処女をさらすように薄く白焦げた空気が入りだした .... 乾燥が吹くわけではない乾燥はドライヤーからにじみでるのだ

光源を通過しながら我々の地球ごときとそっちにのける

運動だきみがあちらにいくのならこちらのぼくは力学どおり

夕暮れに彼女の髪 ....
チューズデイ・ラブ。朝、目覚めれば彼女はパティという名前だった。お母さんはパーマがうまく巻けないし、お父さんの口臭が嫌いだった。そして階段を軽やかに滑り落ちる。今日は太陽ごっこよ。太陽ごっこをして遊ぶ .... あれはいつのことだったか、間違いなく浮いていて、空。に、月の代わりに。ぼくらの夜はつややかな緑に照らされ、建物には鮮やかな縞模様の影ができる。アスファルトから植物が生えているようだった。自分がやさし .... いつか(ラ)数えることをやめてしまった
ピンク色の蜜柑がつぶれたような
きみの、空の


ざ、わめく
風の木に暮れた(ラ)流線が振り落とされて
ふ(ラ)、としたときの
苦くつぶれた顔を ....
渦巻くのは散々だ。ひとつ通り越せば円形の日々がまたたく前に振り落ちてくる。ゴーイング午後。そしてその先から、定規で引いたような白線が舞い上がり、先走る道をただただたどたどし、く、たどり。ただその、嘘。 .... 東京、きみは振り向いて
見過ごすことと忘れることに慣れず
クラップ、手を、たたいて
(光のように)


歩道橋、線になって逃げていく車の
ひとつひとつにああ、ぼくと同じひとが乗っていると ....
 
 
 
 
夜闇。暗さに光線、たとえばただアスファルトの隆起したひとかけらを照らしている。点は(このままだよ)とささやき、いつしか光の粉をまいて。すふすふと積もり、埃のようにけむりながら少 ....
首をかしげるのが可能である場合にだけ、地球を止めたいと思います。空を見上げるのはいろいろな事です、そして、するのが可能であるなら、まず一つ目はキックの話でしょう。




1.キック。

 ....
7分前のぼくらには
やけどの恐れがあった
白線の内側に下がって待っていたし
マナーモード中は変更できなかった
コンクリートゴルフ打ちっぱなしつきぬける音
魚みたいなギターを弾くのは
君か  ....
逆立ちをすることは、あまりない。けれど空を見上げることは多いし、できるなら見方を変えたいと思っている。溜息、ハア、でこの東京のネガティヴをまたひとつ、ハア、でふたつ、そしてたとえばお母さんは星になった .... ぼくはよく考えるということをしようと思って
正座をして
ジーンズが電気ストーブで焦げないようにして
冷めた珈琲をすすり彼を真似る


素敵なことが起こってきたので
このまま勘で行こうと
 ....
窓、
つぶらにびく、びくして


隅っこで圧し倒す布際に覗くよ。午後2時はびゅんとした狭さが、がらんどうだ。この部屋のここに堆積しているもの、蹴散らすほどのことでもないので。潜ってゆく広がりを ....
「バランスね。なだらかで、ぐるっとまわって平行たもつ。かっ!それどうしたよ。君、持ってるそれそれそれ。キラキラじゃんかよ。」





サーッとした機械音はいまや全ての夜。深遠に舐めつく ....
[唇がはなれてことばを、すべりだす。昼過ぎのガラス窓に緑色がぼやけて逃げる畳の、角に埃、ふわらふわら舞う。涼しく吸い込み、からだの中を撫でて回るやわらかな無が、人たるぼくのこめかみの先まで届くらしい。 .... 褪せた街に似合う青い蛇のようなものが夜、落雷のように足元をするり抜けていった。「早いよ、早いよ」と、遠い声。ネオンの西新宿に降るか降らぬかの小雨に湿り髪の毛のぼくが、古ぼけたコンクリートのビルが濃くす .... ストーブが話す、「赤はすべて夕焼けなんだ」と。世界がドーナツのようでぼくは嘘をついた。「きみは笑っているようにみえるよ」。ストーブの彼、嬉しそうだ。雨の音、の、記憶。たとえば階段をのぼればきみがいない .... 先端。ひねくれたぼくらは、落として割らないように気遣う手つきなので。鉛筆を眺めていると、とがっています。触れる表面のことを、甘美に思い出します。肌身でぼくを揺り動かすのは、電話帳を眺めればいくらかの人 .... 洗濯機が、地響きも小さく回っています(グオーヤ、グオーヤ)。床をころがる、ずり回る、LANケーブルの蛇たちはついに世界をぐるぐると征服、電線のフリをして鳥たちをからめとりました。地響きの回転は早くなっ .... 君がシャワーを浴びる間に即興でできあがるパラレルワールド。

着信がメロディーで看板が歌詞でぼくらの街は音楽になる。

風景はマルチなシマシマにすりぬけるスピードのカラフルな焦燥。

街路 ....
ソマリさんのnm6さんおすすめリスト(59)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ピース・ピース・ピース・ピース・ピース- nm6自由詩607-6-11
プラスチック・メイド- nm6自由詩607-6-6
ヒビコレ- nm6自由詩806-12-12
(b)o-de-lay- nm6自由詩706-11-22
春先- nm6自由詩806-3-3
いつからかはじまっている- nm6自由詩1306-2-11
パレード(いっそのことのための)- nm6自由詩1606-1-7
セブン・ピース- nm6短歌505-12-20
靴下の夜に- nm6自由詩1105-12-12
目を閉じる_7篇- nm6自由詩1205-10-28
ところでぼくは花束を忘れた- nm6自由詩605-10-22
月を目指しているのはぼくのほうだった- nm6短歌705-9-13
知ったかぶりパティの火曜日- nm6自由詩9*05-9-3
ウォーターメロン・ダイアリーズ- nm6自由詩14*05-8-23
ゆれる、とびきりの算数のように- nm6自由詩11+05-8-16
金鳥(リプライズ)- nm6自由詩805-7-23
いつも流れてゆくように- nm6自由詩1805-7-12
妖精にもどる- nm6自由詩1705-5-27
蝶よ流線をなぞる- nm6自由詩6*05-4-21
ロング・ビーチ- nm6自由詩205-4-10
そして彼はジュ・テームと- nm6自由詩805-3-25
旅は、その程度の- nm6自由詩1105-1-18
スカイ・ハイ- nm6自由詩1004-12-25
ターン・ターン- nm6自由詩704-12-22
そうしてぼくらは止まらない話を- nm6自由詩704-12-13
退色未遂(Remix)- nm6自由詩8*04-11-29
アンプリファー/ジャンプアップ- nm6自由詩804-11-2
さきっぽの、夜- nm6自由詩704-10-24
ウィー、ウィー- nm6自由詩1204-10-15
液体のルール- nm6自由詩804-9-1

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