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ミシシッピ・ブルーを忘れてしまった
2台の古いラジカセから
サラウンドで流れるサーフロックの隙間に


今日はなんだか涼しいね

違和感とマージして さようならも言わずに
歪んで照り ....
トレイン。突き抜けるぽっかりは、穴だ。くすぐったかゆいような、目の奥と喉の先と胸の隙間に。目をつよくつぶれど、車窓はちらほらランダムにフラッシュする。朝。ほんとうのまぶたは透明で、ぼくらは中継地点を間 .... クーラーが冷やかす演劇的な鼻風邪。の、中での諸々。ぼくらは数えてしまうのに、どうやらこれは速度のようです。録画して再生するやつら尻目に、宣言してチェンジ、チェンジ。「急激に7〜8割忘れ、そして記憶に残 ....  
 
 
 
歩きながら印をつけて、この探検のタイトルは未定だ。バウンスしてクリップ、クリップ。スタートを風のように切ったぼくらなら、どうぞご自由で。つまりは丸い月をどうなぞるかとかそういう ....
 
 
 
 
喉の奥の、肺の先の、それでも呼吸器とは歴然と違う部分です。詰まるものを、イマジン。そんなようなしびれを指先に集めます。午後の窓の外に体を拭く記憶が放置されて、ユラる洗濯機の渦か ....
 
 
 
 
大きくひとくくった、全日本夜。が、ひとでいうところの精神的なバランスを崩してつい、朝になってしまいました。落っことしてひっくり返って、くしゃみをするようにくるりくるり。「おはよ ....
 
 
 
ビーチサンダルのペタつく音にアスファルト、ひとり。光るのは蛍光灯と蛍光灯とそのまた右の蛍光灯と増える増える増える、倍々に膨れ上がる音響のように目をすぼめれば「ほらほら丸くないよ」と跳 ....
コントロール、して、クローズ。巻き付いて離れないターバンのような頭痛が周りを跳ねて泳いでトビウオの羽が銀色に輝いて次にくるくると高速で回転してターンテーブルを指先で逆回せば戻るような軽やかな時間に華や .... どうにもやるせない自転車です。雨水の玉つぶてなサドルの革を「そうでもなく茶色だ」と言って、拭き取ればままよ、と走りました。光、スロウ、アウェイ。そして溶解するするりとした残像を肴に、ウィスキーに言い訳 .... バラバラで、それは上下の問題ではない。波打つとか押し寄せるとかではなく、スッと入ってくるそれは曖昧な塊だけれどちぎれた雲ともすこし違って、ピントはあっている。ところでピントに気づくのはふとした時で、た .... まろんまろんな、かなしみだ。貧血でクラリとするときのあたまのイメージは、からっぽでしょう。カウンターパンチで、どう?投げて様子見、投げて様子見で、過ぎていくは時計の針、折り折りだよ。四角いだけのビート .... あれ
紺色に透明な夜に降り続いてこじ開けた
明けたら砂糖水がいつのまにかこんぺいとうになって
「お早う。」

揚々と
響く頭が予想以上に甘くなって
甘い 甘い 甘い 甘いと
踝がだるく ....
シャッフルして上海された。ぼくらはアスファルトに寝そべったままの、夏の夜なのです。気がつくと彼は東京されていて、ぼくらはそんな近視で眺めるいつものぼやけた月を「冗談だろ?」と問い詰めたりしている。しり .... そんなもんはすべて、知らないフリだ。
そんなもんは。だ。




左から右へ焦燥をフェードしてつきぬけるのは、たとえば車が走っていって、硬質さが強がりをほんのひととき掠め取るのは、たとえば ....
陽が当たらないこの部屋には夜が堆積したまま、おはよう。
けして眩しくはないけれど、それは挨拶だ。



腕を下にしていたのでしびれた。下敷きが平たく硬いのは、しびれずに楽に生きていくための防 ....
ニュー。ニュー。
新しくなることについて考える昼すこし前の柔らかい光だ。


上着のポケットにしまっていた石を垂直に投げる。加速度と重力。そう、加速度と重力がせめぎあうその瞬間の曇り空に、押し ....
着信音を歌うよ
ここにいることを忘れないように
ぼくらには耳から入って 沁みこむものが多い


指折り数える
どうしても欲しいものに 妙な気をはりめぐらせ
何だか耳鳴ることばかりで
た ....
駅のホームは終電まで1時間の23時で、ぼくは「のりかえ」が「チェンジ・ヒア」と訳されているのに気づく。「チェンジ・ヒア」というのは「いる」ところからスタートしているが、ぼくらは「いない」ところからスタ .... 卑猥だ
どうしてか 椎茸が卑猥である


もう寒くもない夜に自転車を走らせて川べりに行く
警察官に止められて ライトをつけろと言われ
彼らもこう見えて 楽しく生きているといい
上々な証拠 ....
自転車のサドルってやつは、大抵ピッタリしているものだけれど、一瞬どこだか忘れてしまうその名前はさておき、色はタンカーから流れ出す按配の、石油的な黒だ。とにかく座る場所なんだけれど、それがそいつはどうも .... ベランダに産まれた雛を祝福します
遠吠えでもいいでしょうか
忙しさに そぞろにかまけます
できないものはできないので

ベランダで空地の雑草が生い茂ります
今なお 石に躓く幼さですから
 ....
青信号の色は淡い水色にちょっと緑色がかっていて
クシャミとも咳ともつかぬ勢いですり抜ける
ぼくらは
マンホールの下に流される水の色を確かめる術がないので
黒い地面の バリエーションにとんだ想像 ....
クレヨンのような階段を
荒野に見立てて走り抜ける

マルボロを垂らして釣りをするひと
それをポラロイドカメラで撮るひと
毀れた弓でパチンコをはじくひと
かみなり親父

トランキライザー ....
君と僕は天気予報をしよう。小さな声で。今日のことで明日のことを考えるので、植物がのびるようにそのまま続いていくから、おぼろげな勘でいい。


ウェザー・リポート、ウェザー・リポート。スープはトマ ....
シェリー・シェリー
元気ですか? という意味だと
いうことにして ビール

浮かんで浮かんで押し寄せる
図らずもまわるカラッポの観覧車の午後1時に
昨日電車から眺めた風景の残像でした

 ....
どうしても白熱灯でなければいけないのです
冬はあたたかいし
心なしか 黄色く胸がおどり
照らすと天気の記号のように半分になるので

そう こわれものはやわらかな
空気の入ったビニールでつつ ....
堂々巡りの話が止まらないのでいっそのこと
回り回って溶けてバターになってやろうかと思ったが
パンのカリカリの表面の上できれいに塗られずに固形のまま
押しつぶされたりするのが嫌だったのでとにかく反 ....
卵、みせかけのベニヤの殻をぺりっと突き抜けた
明るい中から暗い夜へうなだれぶち込められたどろりの光を
そのまばゆさの産物がひとつひとつ小さなゼリー状で次々と分裂し
粒が粉になり地球上に拡散しまた ....
透明なビンのゆがみで偏光、ユウヒ
オレンジもオレンジで、1度過ぎて返す隙間の
ゆら、ゆら、揺らめく 家、曲がり残像
じめ、じめ、地面たちこめて 歩、つきぬける

安花火セット、付属の世界を変 ....
ソマリさんのnm6さんおすすめリスト(59)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ミシシッピ・ブルー- nm6自由詩14*04-8-20
トレイン/コンポジション- nm6自由詩1*04-8-16
ぼくらは数えてしまうのに- nm6自由詩404-8-10
バウンス- nm6自由詩404-8-1
ボディ、イマジン- nm6自由詩904-7-15
全日本夜- nm6自由詩9*04-7-6
カロライナ・オールラック- nm6自由詩504-6-29
コントロール/クローズ- nm6自由詩1004-6-21
光、スロウ、アウェイ- nm6自由詩5204-6-10
センチメンタルがやってくる- nm6自由詩8*04-5-15
要冷凍- nm6自由詩14*04-5-8
コーヒーが苦すぎた- nm6自由詩6*04-5-5
上海された- nm6自由詩15*04-5-3
エスケープ- nm6自由詩404-4-24
いつまでも繰り返している- nm6自由詩13*04-4-18
ニュー/ヒア- nm6自由詩21*04-4-16
メロディー・ライン- nm6自由詩404-4-8
ハロー、ぼくらは都合がいい- nm6自由詩13*04-3-27
椎茸とぼくらの夜- nm6自由詩604-3-10
いつも座られる夢を見ている- nm6自由詩8*04-3-1
ベランダに朝- nm6自由詩10*04-2-19
例えばこんなふうに- nm6自由詩404-2-12
九十九夜- nm6自由詩304-1-27
ウェザー・リポート- nm6自由詩603-12-1
シェリー・シェリー- nm6自由詩1003-11-23
緩衝が、干渉する感傷の- nm6自由詩703-10-29
ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラヴ・イズ- nm6自由詩903-10-7
にわとりの産んだ世界のコケコッコ鳴り渡る- nm6自由詩503-9-15
偏光、ユウヒ- nm6自由詩203-8-5

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