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陽は傾き 窓辺にからみつくアイビー
逆光の影 開け放った窓
私のため息があなたに届くころ
西の空はしずかに今年の終わりを告げる
もうニ度と会いたくありません
無理して告げる機会も ....
寝返りをしたら
ごめんねと言われたので
うんと言った
ああ そうだ
とびきりのイイ男の彼氏と寝れば
マニキュアの爪を
しげしげとながめたりする
ミネストローネをすすって
口紅つけて ....
ゆうべ あなたとお酒を飲んだ
ブランコ通りにあるマギー・メイというバーで
このバーに私は一度だけ来た事があった
あなたは久しぶりに来たという
長い髪を束ねたバーテンの女性
凛とした立 ....
私はあなたを失いたくないと
思っていたけれど
あの頃 あなたを失えるのは
確かに私だけだった
私はあなたに
遠くになんて行って欲しくないと
思っていたけれど
あの瞬間 あなたを遠くに ....