すべてのおすすめ
今夜は眠りたまうな
私がついていてあげます
なにものにも触れさせない
この蚊帳のなかの
ひとつの世界
行灯を消さずに
涙を流したまへ
悲しみなくした喜びに
打ち震えたまへ
私の心 ....
枝葉末節という言葉がある。すなわち、木全体から見れば、葉は取るに足らないものだということだ。
言葉は、太古には小さなものの集まりであっただろう。言葉の構造も、人間社会の構造も、ツリー状の
構造を持 ....
「詩人」という言葉のその概念的内実を考えてみれば、「小説家」とも「文学者」ともちがっていることがわかるだろう。
そこには、詩を表現手段とすることと、個人であるという、相反するような人間の定義が宿って ....