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終わりのないテロと戦う

戦闘機も白い雲の中では
機械の目を頼りに
電波系の学問を頼りに
地上の幽霊
フラダンスを踊る
踊り狂ったフラダンス
地雷原を
吹っ飛ばすように ....
やまねの親子は毬が好き
雪の山道人気が途絶え
歩く人影消えたので
やまねの親子が顔を出す
寒い朝だとおとうさん
冷たい朝だとおかあさん
明るい朝だと子供たち
冬眠醒めたら遊ぼうね
 ....
グーテンモルゲン

お岩さん
飛び込んじゃったので
隣家の井戸が走り出す

通訳探してくるかもしれないね

朝は、おはよう
昼は、こんにちは
夜は、こんばんは

ぐっすりお休み ....
ギンガミ、ギンガミ 金呉れた
傘の花が開く頃 ギギギの尊が肯いて
平和の意志杖 おっぴしょる
ギンガミギンガミ 鳴り響く
オタカラ、チカラの揃い踏み

春の日永の暮れ六に
土俵を ....
ギターの弦にピタリ張り付く小判鮫は、振るえる乞食の手足が招く一人前ごひゃく円の弁当と声だけが歩く車内の埃を吸い込んで、みんなで声を合わせて見つめる菊人形の羽根飾り、走る土人の顔、人形のような天使、日曜 .... 本国に打電
ほんごくに住む者は
サボタージュを好み
レシーバーを放り出していた
聞く耳を持たない
本国は無慈悲に栄え
使い道のない
トランシーバーを輸出して
外貨を稼ぎ
トランジスタ ....
登戸を過ぎて
多摩川を渡る
東京が網を張っているから
みつからないように
知らん顔する

空を飛ぶ鳥はカスミ網に捕まる
水を泳ぐ魚は投網に捕まり
もぐらもちのように河底を潜るか
電車 ....
タケヤガヤケタ!
新聞紙をひろげたら
焼けたのは竹野の外れ

焼け爛れたタイヤが燻り
きつい硫黄の匂いが林の
中にしつこく漂っている台所で
焦がしてこびり付いた黒こげの
手鍋の底を ....
ようなし

声がしたので
いよいよ来たかと覚悟した
用がないなら帰るよと
帰り支度をしたら
洋梨の皮を剥いている
たくさん貰ったから
お裾分けだといいながら
たくさん剥いてくれる
 ....
ゴミ箱のふたには
大きく達筆で

 燃えないものは
 潰して中の空気を抜き
 嵩を減らしてください

         と記してある

おそらく読者は私だけだから
あらため ....
我が輩は
理想のオート三輪だと言われ
ずっと
いくさの無い国を走り続けてきたのだが
見通しの悪い
右カーブを回ろうとして
左後車輪がパンクした

ずるずると滑って
道路から脱 ....
かいつぶり 片目瞑って 飛んで行け

そらにはヒカリ 地には蜘蛛 食われる獣 食わない死人

みんなみんな大きくなった 伸びた顎髭 剃ってみろ

胡瓜の佃煮食べてみる 甘酸っぱくて ....
みぞれの降る中 
父のコウモリをさして
図書館に行く
(春とは名ばかり)
早咲きの水仙は凍え
風雨は破れた生け垣を震わせ
裸の額に夕暮れの灯火がにじむ
本当に寒くて泣きたくなった

 ....
文科省認定漢字検定準2級問題集
この一行でも明白なことではあるが
アラビア風の衣裳を着ている余所者
漢字ではないものが一人潜んでいる
それが我が国の文化的な特徴と誤解

    ....
るかさんのあおばさんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いきおくれ- あおば自由詩6*06-2-1
雪眠る- あおば自由詩7*06-1-19
三つ指ついて- あおば自由詩4*05-11-19
優しい機械- あおば自由詩2*05-11-15
走光性- あおば未詩・独白4*05-11-13
灰被り- あおば未詩・独白1*05-11-11
現の証拠- あおば未詩・独白4*05-11-5
椋鳥- あおば自由詩3*05-10-5
洋梨- あおば未詩・独白4*05-9-2
半透明- あおば未詩・独白3*05-8-25
蓮の玉- あおば未詩・独白2*05-8-13
かいつぶり- あおば未詩・独白4*05-7-31
おはじき- あおば自由詩5*05-7-28
いつか暑すぎた日の夏秋夏- あおば未詩・独白5*05-7-21

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