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夏の日差しだ
これは夏の日差しだ
覚えている よく覚えている
夏の風だ
これは夏の風だ
覚えている よく覚えている
カエルの声と 水田の青々さと
僕の心臓は ....
僕は
お前は
何をしている
僕の隣で君は高く昇っていった
君は僕よりえらくなった
こういうのは名誉な事らしい
うれしいか
うれしいか
でたらめに
....
酷く痩せた顔
表情変えず 君は絵を描き続ける
何にも無いこの部屋
モチーフはいつも 君の頭の中
折れた筆
寒さにかじかむ手
そこら中の傑作達を眺めてたら
目は乾いて 泪も流せなくなっ ....
ふと気付けば夜の闇
棒のような足を動かし
やっと山から出た
そこには町があった
町は不気味なほど静まりかえっている
町を歩き回ってる時にこんな声が聞こえてくる
「ようこ ....
パクッと食いつく
鼻の下と上唇の間に
何か鋭利な物が貫通したのを
僕は確かに感じるんだ
この水よりも遥に冷い何かを
魚には痛覚神経がないという
心地よく泳いでいてふと目 ....