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仕事に疲れたおまえが
こんなわたくしの部屋に帰り着くと
雨にぬれたおまえは
いつものように静かに服を脱いだ
行き場のない案山子のようなジャケットを
お前はハンガーにかける
遊んでもらえない ....
私は夏雲のあるこの空に
人差し指を差し込んで
この青空の
その底にある
人肌の群青に触れようとする
そのぬくもりは昔日の
小さなおまえのぬくもりに似て
あわあわと崩れそうにゆれる
いつ ....
るかさんの黒田康之さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
秋の乳房
-
黒田康之
自由詩
5
05-10-6
今日生まれし者へ
-
黒田康之
自由詩
14
05-7-30
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