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蠢くというよりは
疾走する
ゲジ

無害なのだな
でも嫌いだ
何がって
その足の多さ
狙われたら
逃げ切れない速さ
お前が走る速度ほどに
私の背筋が凍る

うら若き乙女の頃
 ....
想い出は
いいものばかりで

ときどき
あなたの名を呼んでしまうけれど

聞こえたら
ごめん

答えないで

想い出が
更新してしまうから
テレビが
下でひとり
さびしそうに
喋っている

わたしは
立ち上がり
階段を降りて
テレビにあいにいく

安心したように
アナウンサーが
元気に喋るので
テレビを消した
 ....
母は

私の知る限りいつも

母の顔であった


私が幼すぎて

気づかなかっただけである


ときどき母は

ふと

女の表情をしていたことを



カーステ ....
ショーウィンドウ 
映る私の姿
女らしかったから
デコレーションケーキ眺める振りして
確かめる
ここに存在する私は
私は誰

アプリコットジャム
いちご
白い大地の生クリーム
赤 ....
命をかけて
白い花を咲かせ
あおいあおい実をふくらませたピーマンを
たったひとつ生ったピーマンを
もいで
今夜
私の拙い手料理にて
いただきました

裏切らない
みどりいろの味がし ....
頭がおかしい人でいいのだ
そう呼んでるんだろう
誰かが
一言
あれは変だと言えば
変なように見えてしまうもの
誰かが
一言
あれは凄いと言えば
凄いのかなと思えてしまうもの
世の中 ....
動物園は
いつも雨降りの気がする

透明ビニール傘とカッパ着て

雨の動物園で
大きな鳥を見よう

都会に放したら
死んでしまうかな

あんなのが
ビルの谷間にいたら
素敵だ ....
切花

牡丹は
いま
ただ花開くために
命かけているのに

私は
いま
無理なことばかり
要求されるんですよ

所詮
あなたの道具です

切花

この牡丹の花と
ど ....
お金がないので

貧乏を絵に描いてみるが

上手く描けなかった


もっとも

上手かったら貧乏してない


クソッタレ!!

貧乏も満足に出来ないのか..
空が桃色に染まったのを見たことがある

空が緑色を帯びているのを見たことがある

こどもは

この世が終わるかもしれないと思った


親は

いつもと変わらずに

うるさい
 ....
庭に

一種類の薔薇を育てて

一生けんめい世話して 

少し気が触れた人を装った

おばさんになる



お金や人のため

しがらみ私に絡み

酸化して萎れて ....
オダイバババア

おだいばばばあ

お題場婆ぁ..!


銭湯の

番台のうえにちょこんと座る

婆のようだが

ちょとちがう


お題を出すんだ

この婆は

 ....
ばあちゃん

ごめんなさい

1月27日は
あなたの命日でしたね

予想はしていたけれど
やはり
忘れていました

あなたの写真に
水と
ご飯と
花とを
手向けなければい ....
人形の埋め込まれた眼を

じっと 見ていたら

触ってしまった


いや

爪で引っ掻いてた

まばたき しやしないかと



ごめん
土曜日も学校があった頃の話

お弁当だった

わたしはよくお弁当を忘れた

作ってもらえなかったのではなく

わたしが忘れて学校に行くのだ

姉はちゃんと持っていく

姉はおか ....
千波 一也さんの蒼木りんさんおすすめリスト(106)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゲジ- 蒼木りん未詩・独白505-8-20
想い出- 蒼木りん未詩・独白8*05-7-12
テレビ- 蒼木りん未詩・独白305-7-1
リバイバル- 蒼木りん未詩・独白1*05-6-16
存在- 蒼木りん未詩・独白3*05-6-14
みどりいろ- 蒼木りん未詩・独白2*05-6-1
杉の枯葉が燃える音- 蒼木りん未詩・独白1*05-5-29
雨の動物園で- 蒼木りん未詩・独白2*05-5-23
切花- 蒼木りん未詩・独白1*05-5-13
ない- 蒼木りん未詩・独白1*05-4-20
親はいつもと変わらずに- 蒼木りん未詩・独白2*05-4-19
なる- 蒼木りん未詩・独白105-2-12
おだいばば- 蒼木りん未詩・独白105-2-11
ばあちゃんへ- 蒼木りん未詩・独白3*05-1-30
- 蒼木りん未詩・独白4*05-1-23
「先生_お弁当わすれました。」- 蒼木りん未詩・独白7*05-1-23

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