すべてのおすすめ
嫌っていたものの中で暮らしている
これって
皮肉っていうんだろうか
もう
どうでもよくなっている
拘っても
嫌がっても
どうしようもなく受け入れなくてはならないことがあるから
....
「私大変なの。」
「だけど、あなたも大変ね。」と
言うことにします
「お前も大変なんだね。」
「俺もだよ。」と
必ず後につける
なんだかそういうの嫌だから
萎れて帰る我が家の庭に
散ることのない
名も知らぬ紅のもみじ
さわさわ揺れて
ただ
さわさわと揺れて
それは母の
贈りもの
この言葉のどれも
そのもみじを見るわたしのここ ....
醤油が
涙の味に思えて
よく考えたらそれは
だしつゆで
涙には
だしがきいているのだと
気がついたわけだ
だしつゆかけて
菜の花を茹でて食べた
しばらく泣いていないので
....
あと
十年ぐらいしたら
誰にも咎められないだろうと思うけど
それじゃ
いまの気持ちがかわいそう
家出してみたくなった
誰でもない人は
つまりは
誰からも護られないのです
....
キャベツの葉っぱの間に挟まって
寝てるから
用があるなら
モンシロチョウに訊いて
なんとなく
そこなら
よく眠れて
いい夢が見られそうだし
人間はもう
いいわ
軽いけど水み ....
夜道に影ができて
月が出ていることに気づく
私が見ている月
月も
私を見ていた
気がした
哀しい
哀しい気がしているだけ
疲れた
それは気のせいじゃないけど
自分のために
....
雨ばかり
雨計り
雨 ばか り
雨にぬれた自転車はかわいそう
首をまげて耐えている
でも
道のわきに捨てられた自転車は
ずっと
横倒しのままで
....
ばかで
申し訳ないので
「ありがとうございます」
と言う
取るに足らないことでも
わたしに関わってくれたことに
「ありがとうございます」
煩わして
申し訳ないので
「ごめんなさい ....
私は料理が苦手ですと
胸を張って言えない世の中で
胸を張ると
偉そうに見えるので
それだけで
パスされてしまうので
お嫁さんになど
ならなければよかったかなと思いました
それさえ
認 ....
瞳は今でも
汚れてもいなく
色褪せてもいないのに
それを気づく人は
母しかいなかった
私の求める人は
自分
を見て欲しい人だった
私が見ていなかった
私も自分
を見て欲しか ....
月に罪無し
嫌いなあんたが見ていようと
わたしが嫌いになることもない
車の修理費の心配
手術費用の心配
税金の心配
それって全部
お金の心配
御破算で
願いましては
月夜の ....
きみと二人腕組み
帰りに祭りの町へ出て
当たり前のように落ちていた金を拾い
500と100と10円を分け合って
屋台で買い物でもしよう
桜の花祭りの角を曲がれば
私の田舎の田んぼ道で
住 ....
マドンナの曲を聴きながら
ずいぶん昔の土曜の夜を思い出していた
あのころは
車の窓から見るネオンは
きらめく宝石箱で
その宝石は
祭りのフラッペの氷
口に含んだら
砕けて
とけて消え ....
酔いを纏って眠るのは
魂を浮遊させるため
寒くて
暗くて
独りぼっちで
身体が重い
気が沈んでいく
淋しいと
素直に思えない
幻のぬくもりに夢見て
それなら
ひとりでもま ....
あーもんどチョコレート
口に入れてみたいと脳が
気まぐれに感覚した
それとも
それは
何か大事な意味か
あした
君に訊いてみよう
あーもんど
美味しかったかい?
君 ....
髪を切る金も
無いから
ケツまで伸びた
給料は
損失の補填に当てて
貯めるどころでない
満月
わたしはもう
くたくただ
親に笑われるから
愚痴は内緒にしておくれ
....
想われニキビが駄々をこねている
そっとなでてみると
「もっと、愛されなさい」と言っている
つまらないから
会社やめたくなるどうせ
恋愛もできないし
いいように使われているだけだし
どうでもいい人みたいだし
家相が悪いのかな
信仰やめたからかな
お金がいつも足らないの
それ生 ....
信号の青を見つめて
子供の頃に
なぜか
あれがすきだった
透きとおる青い光
あおいというより
みどりいろ
ゼリーの色
きっとおいしい色
夜の走る車から見た
夏の
ラジオのプロ野球 ....
みんないい人のふりをするのが得意で
とりあえずは
いい人を人に見せておく
奇麗事はカード一枚で
ぜんぶ裏表あり
リバーシブル
くるくる替えるの疲れる
あなたが羨ましい
自分のあるが ....
生まれたときから猫がいて
頼みもしないのに
わたしの布団の上に乗り
重い温かい
お互いさま
叱られて
毎日毎日叱られて
生きていてもしょうがない
だけど死ねないお子様は
布団のお腹に ....
カレーライスでも作ろうか
というときは
割りと健康なのかもしれない
どこかで消費した体力を
補いたいのかもしれない
かもしれない
断言できない
責任とれない
爆発できない
胸 ....
庭の境に置いたサボテンに
猫が吸い寄り
すんすんしてる
ちくちくしても
まだやってる
サボテンが棘を引っ込める
わたしが触ったときには
刺したくせに
恩知らず
呼んでみるけど
....
調子にのっていたら
床板を踏み抜いてしまった
足を
引き抜いた穴から
奈落の底が見えた
洗濯機がゴーゴー
一生けんめい回って洗濯してるから
頑張って干さなくちゃって思う
寒いけどね
昨日は夜霧で
こんな夜にはデートだよなって思ったけど
残念!
おばちゃんに恋愛はなくてね ....
まだ雪が降るらしい
2月の空は
春の寝ぼけのような曇り空しか浮ばず
ふきのとうの天ぷらが
とれたてでないために
それはスーパーの惣菜だから
わたしの目を覚まさない
ぐずぐずしてる春が ....
警察署や
病院の廊下でかぐ
カレーやどんぶりものなどの
店屋もんの匂いって
なんであんなにいい匂いなんだろう
毎回
おんなじ匂いだから
それを食しているであろ ....
犬が
車の中でしっこを漏らしたので
ため息ついたが
怒らなかった
しっこを漏らすだけの
理由めいたことがあるから
仕方がない
あずけた先では
泣きべそのように
眼が赤かった
....
お茶にしましょうか
旦那さま
さっき食べた
かけ蕎麦のネギが
口の中で庶民のままです
こおひいは
やはり沸かしたお湯でいただきましょう
電子レンジで作ったのは
苦くて不味いで ....
千波 一也さんの蒼木りんさんおすすめリスト
(106)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
抹殺
-
蒼木りん
未詩・独白
2
06-6-10
重点
-
蒼木りん
未詩・独白
2
06-5-30
散らぬ
-
蒼木りん
未詩・独白
2
06-5-24
だし
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-5-22
あやめ
-
蒼木りん
未詩・独白
1
06-5-18
つゆ
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-5-17
錘
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-5-12
雨ばかり
-
蒼木りん
未詩・独白
2*
06-5-10
もう「ごめんなさい」と言いたくない
-
蒼木りん
未詩・独白
6
06-5-1
ホットケーキ
-
蒼木りん
未詩・独白
2
06-4-27
残り火
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-4-21
花吹雪
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-4-17
桃色の桜
-
蒼木りん
未詩・独白
3
06-4-11
マドンナ
-
蒼木りん
未詩・独白
2
06-4-9
よい
-
蒼木りん
未詩・独白
1
06-4-8
嗚呼悶奴
-
蒼木りん
未詩・独白
2
06-4-6
ないんだ
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-3-16
そっと
-
蒼木りん
未詩・独白
3
06-3-14
すごく
-
蒼木りん
未詩・独白
2
06-3-9
青信号の向こう
-
蒼木りん
未詩・独白
6
06-3-6
そう
-
蒼木りん
未詩・独白
3
06-2-27
にゃご
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-2-26
たぶん
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-2-22
さぼってん
-
蒼木りん
未詩・独白
5
06-2-15
ナラク
-
蒼木りん
未詩・独白
1
06-2-12
4×5
-
蒼木りん
未詩・独白
2
06-2-11
ふきのと
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-2-6
乾燥注意報
-
蒼木りん
未詩・独白
5
06-2-5
犬がろ
-
蒼木りん
未詩・独白
4
06-1-27
等価な夢
-
蒼木りん
未詩・独白
1
06-1-24
1
2
3
4
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