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青い空と碧い海と積乱雲
果てしない空間がそこにはあった
油断でもしようものなら
水平線に吸い込まれてしまいそう
波音と潮風と笑い声
澄みきった空間がそこにはあった
....
壁にもたれて
空を眺めて
そんなのも悪くないね
太陽は赤くなんて見えないし
月は碧くなんてない
星は黄色くなんてない
どうでもいいようなことを考えながら
壁にもたれ ....
昼間の熱気を忘れさせた
この静かな夜に
懐かしい音を聞いた
吹き抜ける風とともに
時間が意識を
失っていくようだ
波の音は止まることなく流れ続け
私だけを孤独にさせた ....
霞んだ月から光が漏れるのを
水面からみていた
微かな存在の微かな叫びは
何らかしらの影が覆いつくし
あまりにもあっけなく消え去った
何だか悔しくて石を投げつけた
何度も ....
海があった
それは雲だったのかもしれない
美しい景色
雲海という言葉があってよかった
そうでなければ僕はこの海をこの雲を
なんと表現しただろうか
....