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夕焼けを
見つめる君の瞳の中に
キラキラ光る泡粒みつけ
思わず飲み干したくなった

君の炭酸
僕には少し強すぎるけど

何を聞かれても
そうかい?なんて答えちゃう
僕を許してくださ ....
{引用=伝わらない色々を
伝えようとする色々でかきまぜれば
伝えたくてしかたがない}

口にすれば単純な言葉ほど
意味は遥かに広く遠く薄れて消えそうに思えて
やはり口にできない

人を ....
夜、下町の小さなアパートで
卓上電灯の明かりを頼りに母と子は
おもちゃのロボットにシールを貼る
内職をする

一つ貼り終わるたび、子は
十銭、二十銭と数えながら
一円になるたびに正の字を ....
降り立つ場所を求めるように
あなたは漂っている

薄い羽は
強く吹かれれば千切れそうなほどで
少しの風でも
自分の思うようには進めないふうで
でも
そんな目には見えないような空気から
 ....
そして穏やかに日は暮れる

夕方の公園には
足跡だけが残されている

子供たちや
その親の
杖をついた跡もあるから
お年寄りもいたのだろう

桜の枝が手をのばすベンチの下で
そん ....
頼りない指先で
ちょうちょ結びをしてみせる

羽の大きさをそろえようとすると
紐の長さがあわなくなって
悔しそうに
また結び直している

手をつないで歩くとき
からめた指がほどけない ....
閉じたまぶたの裏側に
涙が透明なまくをつくるとき

あなたは
色褪せそうな今日を
濡らさぬように浮かべます

同じ空の下には
それぞれの時が流れていて
それはけして
噛み合うものではないけれど

どう ....
その確率で失うものがあるのなら
その確率で得られるものも
きっとある

味わった悲しみは
次の喜びを増すためにあると
誰かが言っていました
先日花見にでかけたのですが
今年の桜は遅く満 ....
少しだけ悲しいお話をしたあとに
あなたは
少しだけきれいになったようでした

まるでいいことばかりじゃない
そんな嘆きを語っていたわけではなくて
これから先のことをからめて
あなたは
 ....
小学校4年生のとき
はじめて「せっくす」という言葉を理解した

小学校5年生のとき
クラスの女の子に
「ねぇ せっくすしよっか」て言われて
股の間をさわられた
赤くなって黙った ....
からめた指の隙間から
抜け出してしまいそうな熱を
くるもうとする沈黙

慣れない会話のように
確かめあいながら寄り添う
同じ名前の違う指

細い線を並べてゆけば
固い絆に生まれ変われ ....
はずむように近づいてくる
あなたの息は白くない

コートは着てこなかったよ
と言って肩をすくめる姿は
想像よりも少し小さく見える

はじめましてとはじめましてがぶつかって
どういたしま ....
耳元で
指に巻かれた髪が
音もなくほどかれるとき

少しの沈黙が欲しくても

あなたは
何事もなかったように話をつづけて
僕は
一語を味わうゆとりもなくて

また
その髪が
 ....
静寂が満ちるのを待つ

あなたは
広げた想像の張力に身をゆだねて
空を映す水面に静かに浮いている

手のひらをつぼみにして
ゆっくりとふくらませるとき
わずかな空間の揺らぎが
水中を ....
携帯電話で話しながら

「近くのはずなんだけど、、、わかるようにスッキップしてみて」
と言われて正直にスキップする僕は
どうしょうもないバカだ

そんな僕を見て
君が笑ってくれ ....
生まれ落ちたのは下町だった

色褪せた写真のように
どれも茜色に染まっている
真昼の公園も
二間のアパートも
父親が働いていた小さな町工場も
視線の先には
いつも人がいて
ろくろ首の ....
しあわせ村の村長さんは
昨日のことをすぐに忘れる

村の人口は減少してるのに
新しい学校をつくり
新しい文化会館をつくり

そんなこともすぐに忘れて
今は道路をつくることに夢中だ

 ....
そうやって夜は沈み
盲目のあなたは歩くこともできず
杖を探して這い回るのです

まぶたを透かす希望に
わずかなぬくもりを感じると
胸の奥に溜め込んで満ちるのを待つ
狂いそうな ....
建築現場の鉄骨が
空の重さに耐えている

昼下がり
子供たちがホースで虹をつくる
二階のベランダから身を乗り出す猫
視線の先には
鳥が羽を休めている

鉄骨が発する低い唸り声が
体 ....
愛しい君の投げた矢が、僕のケツにHit!

悶絶する僕に
君の第一声は

「あなたをねらったわけではありません!」

(って、そのセリフが痛い)

「ごめんなさいね・・・」

( ....
指先でつまんで
そのあとどうするの?

まさか捨てたりしないよね

脇役は最後まで残っても
結局脇役で
だけどその場面を彩るのには必要なんだ

パセリ
緑色のアクセント

僕が ....
呼び鈴が鳴る
お届けものです、と言っている

(僕はおりません)
(僕はここにおりません)

あきらめて走り去ったあと
郵便受けの不在通知をつかんで
電話する

何時頃いらっしゃい ....
何処から来たのかも
何処へ行くのかも
言えない旅人は

それが旅だと呟いた
一匹の獣と、一匹の蟻がいる。

獣は死んでいた。

蟻が、乾いた瞳の上をあるく。

雨が降りだして

蟻は、獣の闇に融け

獣は、はじめて涙をながした。
疑問符をつけてはいけません

押し付けてはいけません

まずい状況では
さらに状況が悪化することがあります

何かをねだるときに使うと
見透かされたときに危険です

正直、あまり使 ....
あなたの名前を何度も呼んでいるうちに

気づいてしまいました

あなたと僕が結婚したら

同じイニシャルになるのだと
キスのやり方なんて忘れてた

なのに君は僕の気持ちも聞かずに
その潤んだ瞳で見つめて
何の前置きもなく小さな唇を
その潤んだ瞳を閉じることなく
ためらいもせずに何度も

そういう僕も目 ....
薄くなってきたと言われないよう葉っぱを増やす

本気で光合成にチャレンジする

見つめられても赤くならない

暖かくなるまで耐える

3センチくらい伸びる

病気を治す

仲間 ....
千波 一也さんのベンジャミンさんおすすめリスト(118)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕焼けサイダー- ベンジャ ...自由詩3*05-4-26
ありふれた愛の歌- ベンジャ ...自由詩6*05-4-21
生きている工場- ベンジャ ...自由詩9*05-4-18
波間の蝶- ベンジャ ...自由詩5*05-4-18
花びらは美しく舞い落ちる- ベンジャ ...自由詩6*05-4-16
約束- ベンジャ ...未詩・独白5*05-4-12
おやすみを言いたくて- ベンジャ ...自由詩305-4-10
その確率で- ベンジャ ...自由詩14*05-4-7
少しだけ悲しいお話をしたあとに- ベンジャ ...自由詩31*05-4-3
きたないもののように- ベンジャ ...自由詩10*05-3-29
つながれた手- ベンジャ ...自由詩7*05-3-16
そうやって春は来た- ベンジャ ...自由詩1305-3-14
ほどかれた髪- ベンジャ ...未詩・独白605-3-9
睡蓮- ベンジャ ...自由詩3805-3-7
僕はスキップする- ベンジャ ...自由詩12*05-3-6
東京_(1974〜)- ベンジャ ...自由詩4*05-2-28
しあわせ村の村長さん- ベンジャ ...自由詩10*05-2-26
火トカゲの鎮魂歌- ベンジャ ...自由詩6*05-2-11
完成しない今- ベンジャ ...自由詩11*05-2-4
ダーツ- ベンジャ ...自由詩5*05-2-3
パセリ- ベンジャ ...自由詩11*05-1-31
不在通知- ベンジャ ...自由詩5*05-1-25
旅人- ベンジャ ...自由詩2*05-1-19
夜叉- ベンジャ ...自由詩3*05-1-10
「愛してる」の使い方- ベンジャ ...自由詩11*05-1-9
イニシャル- ベンジャ ...自由詩7*05-1-6
禁じられた口づけ- ベンジャ ...自由詩13*05-1-2
ベンジャミンの今年の目標- ベンジャ ...自由詩12*05-1-1

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