すべてのおすすめ
思い出の中に存在し続ける鏡台のまえ立ち並ぶ瓶

香水をつけたことすらないころに描いた香りを飴にみつける

花もよう飴をなめててよみがえる憧れの味安っぽい味

大人ってつまらないよね。なんだ ....
「すきなものなんでもくえ」のそのあとに全会一致で来たパンケーキ

見ないよう聞かないようにききみみをたてた向こうの話題が吾に

「ほらおまえ「ちいさいですね」って言えよ」「えー、おまえいけ」  ....
将也

とりあえずラブとピースで繋いでた君のホントを触れないまま

必要なものはノリだと承知して君に合わせた笑顔があった

持ち札は3枚。君と観た映画、朝焼けの街、好物:すぶた

方向 ....
世界一の美女と言われたから僕の世界で一位のひとを映した


ねえそんなことってあるの嘘だって言っておねがい鏡よ鏡


無垢な目で林檎を齧るきみならばきっと蛇にも好かれる運命


血の ....
未来には何が起こるかわからないだから希望を捨てないで済む 砕くのをやめたフォーチュンクッキーと崩れ始めた空の気配と


花束は伏せられていて未だ眠り止まない六月病の花嫁


泥棒も蛇も来ないと知る今もやさしくひびく夜の口笛


耳鳴りの(雨 ....
口と口合わせて起こる反応を知りたくてした初めてのキス

草むらの匂いと鼓動それのみを残すファーストキスの実験


放課後に答えあわせをしたが為クラスメイトが恋人になる

抱くことも抱かれ ....
言霊は無色透明たどりつくところによりて色を変えゆく

雑然とした日々のこと雑踏の中に紛れて目を閉じないで

ありのままそのままでいい君の目はくるっていない間違ってない

戦場で逃げ惑うひと ....
人間の警戒心と恐怖心味わっているピラニアの前

捨ててきた、この身に続きがあるんだ。と、死んだ目をして嘆くマンボウ

海の月そう名づけられ水槽のくらげは少し得意気にした

「丸まれ!」と念 ....
炎抱き天に向かって捧げんと燃えて散りゆく桜木並木

ただ青いただただ青い空に合う赤を散らせて木枯らしが吹く

舞い落ちる火の粉に巻かれここでなら秘めた想いを一人言ちても

振るうこの葉の数 ....
4年分ふたりの過去を巻き戻しあの日と違うバイクでデート

デートとは果たして言ってよいものか指輪は無言でふてくされてる

風を切り向かった先は思い出か国道1号秘密駆け抜け

吾纏う香りは前 ....
魚屋の前に打ち捨てられていた男いっぴき拾って帰る

生ゴミの何を肴にヌイていた浮浪者の裾、幾重にも揺れ
擦り切れたブランケットを放せない子供みたいね 君依存症


ねぇわたし、あの娘がしているマフラーが欲しいの。はやく盗ってちょうだい


陽だまりのように私をなだめてよ パールなんか ....
うたに吾たすけらること
多々ありて虚空の中の琴を奏でる    
     
聴くことをわすれないでと
師がいいしことの意味をば 問い直してみる   

音楽とは虚空の中にこそありて 
ひ ....
記憶さえなくすほど酔いたくなって赤ワインに手を染めし吾

法王の小箱と名づけられし酒とりあえず買い駆け抜ける帰路

滲む赤アルミの蓋で指を切り思い浮かべる最後の晩餐

この酒を飲み干すため ....
窓を打つみぞれの音の冷たきに孤独はやはり嫌いと思う


哀しきは居らぬ人へのうらみごと聞かせし空の雲行き怪し


夏の夜に火を点けられし導火線人目を忍び寒空に燃ゆ


{ ....
数学のプリントの裏に書き連ねるLoveとHateのアンサンブル


気付かないままに私はチャペルの写生の中に君の欠片を描き込む


図書館でニーチェを読む君15歳「かみさまなんていなくてい ....
義父方の祖父の従兄弟の名を忘れ日がな一日オスカルの刑


慣れもせず言う事聞かずつちふまず必死で探す猫の住む家


「ナタデココ下から読んでチェブラシカ」守りたくとも解らぬ家訓


 ....
言の葉は葉っぱではなく{ルビ刃=やいば}だと気づきもろ刃を鞘に収める

無軌道に暴れる言の葉{ルビ吾=あ}の脆さ突きつけられても歌は止まない

今更に向き合う作業はじまってもう逃げられぬそうと ....
そこまでの旅にでるから軽く言い私を置いて見えなくなって

本心を語らない君かくなるは心理テストを出すしかなくて

髪をとく君の指先もてあます君がとく髪切り落としたら

ちりぢりのこころを繋 ....
すみません。喫煙席はありますか?まず確かめる毒と知りつつ

システムがよくわからないカフェテリア愛想いい人演じて突破

空いた皿下げることのみ命かけ笑いもせずに皿を気にして

沈黙す女同士 ....
ヘッドフォンから流れでる星を聴く白む空に祈る午前5時



昼過ぎの日ざし出窓の水槽でスプリングして七色プリズム




空の手前でカーヴしてはくりかえす「はなれたくない」ロケット旋 ....
元彼の今の恋愛聞かされて過去を確信思い出となり

同僚に聞かされているしがらみをクリックひとつで消し去れたなら

聞くと聴く聞くこと断然多いけど聴くこと多くしたいと思う

最近は言葉の感じ ....
{ルビ吾=あ}の胸を刺した蜜蜂命絶え痛み残してポトリと落つる

もしかして君は誰かの化身かといぶかしんでる薬塗りつつ

あの刹那君は死んでもよかったと思えたのかと傷跡に問う

もう一度刺さ ....
君は言う疲れてないの大丈夫?甘えられずに笑顔を返す

木曜の夜が来るたび思うのは君置き去りし今夜のメニュー

さみしいと口が裂けてもこぼさない意地を演じる役負う男

飽きるほどともに過ごせ ....
あ行

足音が遠ざかってゆく朝8時、きみは出かける わたしを置いて

今までと変わらぬようにこれからが続いてゆくか冬空に訊く

「うん、うん。あぁ」電話の先にいるひとと、なに話してる?その ....
満天の振り子時計の催眠術 そしてあなたも地球を忘れ


寝る前に目覚まし時計を仕掛けなさい 冬眠なら苗床でしなさい


哲学者と詩人と恋人達のため囀り止まぬプラネタリウム


窓際の ....
{引用=ことばを生気づける、死でもって。
                          こもん}


隻眼の雲雀ただよふおおぞらのもとより暗き世界を孕み


やさしさは午後のひかり ....
捨てました。嘘、捨ててない。下北で君と選んだ白いカーテン

濃い緑4千円のラグマット 飯もタバコも芝生気分で

いつ買った?思い出せない掃除機はきっとすべてを見ていたでしょう

{ルビ吾= ....
{引用=さっき見た夕暮れさえもほんものか千年あっても知るすべは無く
                                ETOILE}


木漏れ日の揺れる街路でまばたきの ....
千波 一也さんの短歌おすすめリスト(327)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飴をなめるおとな- 一代 歩短歌5+*05-12-31
ファミレス- 一代 歩短歌3*05-12-30
将也、和真、洋平- 一代 歩短歌3*05-12-28
僕と白雪- ソマリ短歌7*05-12-23
mirai- 一代 歩短歌3*05-12-22
マイム- ソマリ短歌10*05-12-21
キスの思い出- 一代 歩短歌6*05-12-9
言霊- 一代 歩短歌7*05-12-5
未知(生物について)- 一代 歩短歌1*05-12-4
恋枯し- 一代 歩短歌3+*05-12-1
シンデレラ- 一代 歩短歌3*05-11-30
伊勢崎町夜歌- 一代 歩短歌4*05-11-28
ぬくもりがほしいの- 落合朱美短歌15*05-11-26
響けウタ。___- すぬかん ...短歌205-11-24
LA_CHASE_DU_PAPEを飲む間に- 一代 歩短歌3+*05-11-24
霜月純情- 落合朱美短歌12*05-11-23
age_15- さいらと短歌705-11-22
新妻カナコ(仮名)- ヤギ短歌16*05-11-20
かなつかいかたなつかい- 一代 歩短歌4*05-11-20
残像- 一代 歩短歌4*05-11-17
Cafe_de_irony- 一代 歩短歌3*05-11-16
【短歌祭参加作品】_追伸_:_さがさないでください- 望月 ゆ ...短歌1405-11-14
むかしばなし- 一代 歩短歌2*05-11-12
蜂の一刺し- 一代 歩短歌3*05-11-11
水商売- 一代 歩短歌2*05-11-10
カルタ遊び- 一代 歩短歌6*05-11-9
ピアニカジオラマ- ソマリ短歌15*05-11-8
儀式模倣- 本木はじ ...短歌10*05-11-8
家具- 一代 歩短歌2*05-11-1
灯台に棲む夢を見たんだ_- 本木はじ ...短歌12*05-10-31

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