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白いミルクに 足先を浸す
グラスに浮かんだ 臆病な飛行船は
午後の温度に溶けていく
飾りだけの生活や
苦し紛れの性格に
飽き飽きしたころ
夏の気配を感じた
ノートの罫線に陽の光が ....
詩は 言葉のグラデーション
そこに 恩やメロディーはない
もっともらしい 言い訳や教訓も
自分で少し考えてみたら?
親にも言われなかったこと
言われているような気がするの
すでに
....
柳の木の下で
若い女が泣いていた
亡くした夫の遺影を抱いて
帰ってきてよと泣いていた
しょんぼりとした後ろ姿は
しだれた柳の枝のよう
風だけがそよそよと
後ろめたそうに吹いていた
....
苦しみの海に舟を浮かべている
あまった人生
わたしは人より多く
時間を与えられたんだろうか
忘れたくない
ここが好きだった理由
ここに居てくれと頼まれたからなのだった
光
....
フルーツサンドを食べたら
急に彼に会いたくなった
キウイの色が眩しくて
もう何日も会っていない
彼の顔が見たい
会いたいよ
会いたいよ
そう思うけれど
仕事で帰りが遅く
彼の家は ....
真夜中の 誰もいない教室に
女たちが なだれこむ
レジャーシートを敷いて
だらしなく座り
シャンパンを開ける
おつかれえ 今週も仕事 頑張ったね
うちらまだまだ いけるじゃん 若い ....
雨 雨
切々と うたう
わたしはピアノを弾いている
絵も描けず
詩も書けず
下手な暮らしをしているが
わたしはピアノを弾いている
今この瞬間
いくつもの
想いが
浮 ....
ベランダで
入道雲に向かって
指揮棒を振るおかあさん
白いシャツはヴァイオリン
大きいシーツはティンパニー
弟のズボンがフルートで
私のワンピはトランペット
晴れた日の
洗濯物 ....
私の小さな声が聞こえますか?
この小さな息づきが聞こえますか
心臓を
守って
眠っている
今にも落ちそうに
大きく揺れている 鈴の音は
広すぎる世界の隅々まで
響き渡らせるには ....
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(9)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
a_ice_air_ship
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Akari Chika
自由詩
5*
12-7-1
グラデーション
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Akari Chika
自由詩
4*
10-11-1
木情絵巻
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Akari Chika
自由詩
3*
10-10-20
終りの惑星
-
Akari Chika
自由詩
3*
10-10-16
thinking_about_Love
-
Akari Chika
自由詩
4*
10-10-8
ピクニック
-
Akari Chika
自由詩
3*
10-10-4
pianissimo_words.
-
Akari Chika
自由詩
8*
10-9-30
カラダがうく
-
Akari Chika
自由詩
4*
10-9-20
鈴鳴り
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Akari Chika
自由詩
4*
10-9-5
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