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息を吸って吐く、ということが
ぼくにできる最大限の生き方だと思っていた

  *

雨だれを視線がおっかけている
その、
背中には哀愁の目が向けられてるから
不自由を強いられる体をごま ....
現実世界にこそ悪夢がある
わたしたちは同列を見比べれば
無秩序な鉄槌を下しているのだ

(ジョゼフ・メリックの泣き声を耳にしたか?)

コンマ数秒という早さで鉄の雨が降りだす

今日は ....
とあるマスターはこう言った
「一時の情に流されてはいけないよ」
と 熟練の笑みを浮かべながら言っていた



手元には注いだばかりの冷えたグラス
何度目かのおかわりすら忘れれば
カチリ ....
 わたしは蓋をしめていた

あきっぱなしのものを見てしまうと
得体の知れない
なにかが
侵略をしに来るのではないか
感情は青ざめ
そして おののくのです


 気付けば穴をみつめて ....
 十年? いいや

もう少しだけさかのぼって
私があたしだった頃に埋めたもの


放課後の校庭の隅
老いぼれ花壇のど真ん中
誰にも相手をされなければ
景色の一環とも見られない

 ....
恋月 ぴのさんの窓枠さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
降りしきる、雨に触れてみた- 窓枠自由詩8*10-3-8
私に住まうエレファント- 窓枠自由詩6*10-3-2
バーボンをロックでいただく- 窓枠自由詩8*10-2-24
蓋をしめる- 窓枠自由詩11*10-2-21
タイムカプセル- 窓枠自由詩12*10-2-18

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