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(一つの遊星から覗かれない花嫁の髪の空洞)
花ざかりの森の神秘を研究する記帳の桝目が不足する
躓きたい意思の上で青空が焚きあがるまで
あたしは何も口にしたくない
牆のさきの道を躄るがんぜな ....
熱帯の
硬い鱗の斑の洪水
しなやかに動く鰐の暗色のながれ
眼睛のファサード
エメラルドに輝きめぐる画布の周辺の
一基一基の円環をくぐる向こうに
縫われたトルドの丘陵
ファサードの裏にひん ....
饐えゆく冬の海に
筒の発破する
持続する星団のために
あおげば烈しく廻りゆく鶸の翼の
引きつれそのかき鳴らした下で
しだいに深みを増してくる遠夜を
洲浜の腕輪のなかに捏ねる
鴉片と姦通で ....
両の扉のまえで
一足飛びに駆け抜けていく
と
不断に
色彩の加減を
線分の渦の飛翔を
貧しく成っている枯木の枝から
と
転回の焔より微かな襞で
過敏な肩のゆれを
血腥い吐息を
....
蜂の甘い尻の熱風のなかを
紅い頭髪をかきあげた神話の少年が
うずくまる季節
鳥は
すみやかに地表の忘れがたい母性に化ける
水平に傾けられた麻袋の類型
としてのある内部で
腐るものの反復
....
だれが詠うか知らない
法螺貝の夜の裡で
しだいに硬度を増す湯桶のなかの水
その漆塗りの器を打つ釘が砕け
またひとつ砕けて黒い胞子をとばす
一方ではわたしの腕に
抱かれる男の色素が剥ぎとられ ....
青銅の獅子が土砂に浚われる
日没、架橋のしたの渦のちかく
掘削されてまもない暗い洞穴に
青黴の麺麭のかけらを投げいれ
反響する木管楽器の透明な鼻息をきく
いっさいはみだらな情欲のうちにおこな ....
恋月 ぴのさんのアングラ少女さんおすすめリスト
(7)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
魔窟
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アングラ ...
自由詩
1
09-3-25
碧眼ファサード片
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アングラ ...
自由詩
2
09-3-10
掏摸
-
アングラ ...
自由詩
3
09-2-14
炉部屋
-
アングラ ...
自由詩
3
09-2-10
風の便り
-
アングラ ...
自由詩
1
09-1-26
だれが詠う
-
アングラ ...
自由詩
1
09-1-21
青の飛翔
-
アングラ ...
自由詩
1
09-1-11
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