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君と初めて会ったとき
あたしの顔を
しっかりと見つめてくれた

とても新生児とは
思えない
子供子供したまっすぐな
瞳だった

ぷにぷにの手首
やわらかいほっぺ
君は家族の中心に ....
いつからだろう
あたしの中の蛇が
どんどん大きくなりだしたのは

あたしの最近の奇行
はじけっぷり

何か 内なるものが
爆発するような
高揚感・・・

自分で自分を抑えることが ....
ガタガタ・ガタガタ
洗濯の音がする

奴が回している
あてつけか?



外から丸見えに
窓を全部開け放し

洗濯物をいっぱいに
ひらひらと闇夜に干している 


子供 ....
自分の読んでるものが
自分の書いてるものが

たまらなく
たまらなく 卑小に見える

あたしって
なんて アタマ悪いんだろう

19から成長してないよ!

と思ったら
だれかが ....
どうして
いい人は
急ぐように逝ってしまうの?

あたしの中には
まだ 父が住んでいて
いつも 問題が起こると
はなしかけている

ときどき 緊急事態のときは
夢に出てきてくれる
 ....
貧血になるかと思うほどの
出血 

流れだす
あたしのカラダから

確認させるように
ドクドクと

おまえはまだ
女だと

恋をしてもいいのだと

流れ出す
流れ出す
 ....
はじめて
バレンタインのチョコレートを
用意したのは小6のとき

遙か遙かむかしのはなし

でも 鮮明に覚えてる 
初恋

あのころは
ペコちゃんマークの
ハートのチョコレートく ....
娘は先生を伴い玄関の前に立っていた

「おかあさん、申し訳ございません」

担任は、開口一番こう言った

娘のランドセルに油性マジックで
”死ね!土屋”と

でかでかと、いくつも書か ....
母とあたし
妹ふたりは
連休を利用して

パンフレットでは
値段の割りに
妙に大きな部屋の
あるリゾート施設を
予約した

広い庭を通り抜けて
通された
部屋は大広間のよう
 ....
また 低気圧がやってきた
気分が乗らない

何もする気がなく
だらだらと眠る

ジャージャーと
水の音

またあいつ 手を洗っている
もう30分以上も

イラつく
なんで
 ....
夜の薬をきょう
手放しました

思えば
あなたに出会ってから
よいことばかりかも
しれない

うぅん
よいことしか
感じないのかも

義務感だけで
やっていた料理も

い ....
もっと息子と向き合えよ
と 夫は言う

筋ジストロフィーの息子は
23才になった
もう 完全に大人の男だ

あの頃
あの6年弱は
わたしにとって格闘の時代だった

小6の担任から ....
優しかった

しずかで
少し はにかんだ声

あたしは なにを話したか
覚えていない

それほど
どきどきしてた

数分の出来事
でも あたしには永遠

帰ってしまう
あ ....
自分のキモチに素直になる

あなたのことがすき
すきに理由はない

あのとき
ふってきたキモチ

もう忘れかけていた
すき

素直にすきといえる
あたしもすき

どうか
 ....
料理は嫌いではない
むしろ好きなほうだ

ゆっくりと作った品々を
家族がおいしそうに
食べている様は小気味いい

だが
作るのが苦しいときもある
そんなときは
台所に座り込む

 ....
気がつくと

あなたと同じ背格好の
ひとの首筋を捜してる

忙しいひと

メールも 
ままならない・・・

でも でも
あのときの笑顔
だけこころに残して

日々を送ってゆ ....
普段のわたしは
ほとんど笑わない 笑えない
そんな自分に気づいて久しい

だが!
好きなお酒が入ると変!

楽しい。
何がなんでも楽しくなる

耳に痛い言葉でもスルーできてしまう
 ....
いつか会う日のために
まいにち小まめにお手入れしよう
その アイスクリームも
まった 少しガマンしよう

いつか会う日のために
まににちちゃんと暮らそう
キッチンもキレイにかたづけよう
 ....
真冬 心臓を射ぬかれた

彼は舞台の上で輝いていた
視線が釘付けになる

必死で名前を検索し
ブログにつきあたる

それからは、毎日ブログに
アクセスし、
”ファンです”とコメント ....
ガラスの器にいれたばかりの
シリアルに牛乳をかけて
カリカリと食べる

ほんとうは
牛乳をたっぷりふくんだ
しなっとした
シリアルが好きなんだけど

朝は気がせいて
いつも
カリ ....
暑くなり
子どもたちは、オニのように
炭酸飲料を飲む・飲む・飲む!!

1日と半分で
1.5リットルが空

パックで作る麦茶も
日に1リットルが2回なくなる

その昔、
ほら、水 ....
脳がとろけてる

この前の暑さと汗で
あたしのなかの全部が
流れ出していった

かろうじて残った感覚で
指令が下る

眠い、眠い、眠い・・・

弱い弱い感覚は
義務感でカラダを ....
月々に少なくなりゆく 経血に
血の流れを思う

10ヶ月をかけて
血潮で形づくり
産み落とした
新しい命が育ち
初潮をみる

丸みを帯びたオンナの
形になりし
娘よ

やがて ....
減給。

幸いリストラにはかからないが、
急な 金銭の変化に
金縛りにあったように
思考が停止する

二人だったときと違う
育ち盛りもいる
5人と2匹の大所帯だ

食欲はなくなり ....
旅の途中 急に左足の付け根が痛んだ

引きずるように
そおっとしか歩けない

母のことを想った

74の母は 50代から
股関節痛に耐えている

こんなひどい痛みだった ....
うだうだとした生活をしていたら、
4キロ、5キロ
あっという間に8キロ増えた

主治医に指摘され
ようやくダイエットを決意する

今までは普通に生活していても
増えなかった体重
代謝 ....
プライドをずたずたにされた昼
黄色い電車の窓

ぼおっと外をみる
冬枯れの桜並木

一瞬、
その枝の先々がうっすら
ぴんく色に見えた・・・

もう 春なんだ
あと1ヶ月もすると花 ....
この狭い都営住宅の部屋の中にも
20×30の空間は無数にある

その空間をキミたちは
自由自在に遊びまわる

カーテンのかげ
天井までとどくタンスの上
押入れのすき間
整理ダンスに囲 ....
朝から起きられない
なんとか薬だけを飲み
また うとうとと眠る

昼近くに遅いブランチをとり
また夕方まで眠る
長い長い眠り

何日も何日も眠りの日々は続く

その眠りの中で
私 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
娘よ- 森の猫自由詩8*10-3-27
- 森の猫自由詩4*10-3-15
開け放たれた窓- 森の猫自由詩4*10-3-9
成長したい- 森の猫自由詩6*10-3-5
父とあたし- 森の猫自由詩11*10-2-20
流れる- 森の猫自由詩1*10-2-15
あげないもん- 森の猫自由詩4*10-2-5
ランドセル- 森の猫自由詩6*09-12-18
人柱- 森の猫自由詩2*09-11-23
ウツ対強迫- 森の猫自由詩2*09-11-11
思う- 森の猫自由詩5*09-11-7
時代- 森の猫自由詩12*09-11-2
あなたの声- 森の猫自由詩2*09-10-28
素直に- 森の猫自由詩3*09-10-25
料理の憂鬱- 森の猫自由詩4*09-10-22
あなたの背中- 森の猫自由詩4*09-10-5
楽しい酔っ払い- 森の猫自由詩5*09-9-22
いつか会う日に- 森の猫自由詩4*09-9-10
最後の恋- 森の猫自由詩7*09-9-5
シリアル- 森の猫自由詩3*09-8-5
粉末ジュース- 森の猫自由詩6*09-7-14
とろけてる- 森の猫自由詩7*09-7-8
血潮- 森の猫自由詩1*09-6-5
クツクツと- 森の猫自由詩3*09-6-2
母を想う- 森の猫自由詩3*09-4-7
ダイエット- 森の猫自由詩2*09-3-26
ぴんく色- 森の猫自由詩3*09-2-26
20×30の幸福- 森の猫自由詩7*09-2-8
長い眠り- 森の猫自由詩11*09-1-25

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