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長旅を控え

憂鬱そうな面持ちで空から降り注ぐ雨は

通り過ぎるたびに僕を睨む

僕は引き出された罪の意識に連れられて
目を瞑りタイムスリップ


産まれし宮処に似た感覚
周りに ....
故郷の町を
その匂いを味わいながら歩いていると
偶々爪先に小石がぶつかった
僕はそれを拾い上げた

すると何故か
夕陽を見ているときのような
対象の解らないノスタルジアが僕を包んだ

 ....
哀しみを連れ
鳥が空を行く

鳥の涙は
地を燃やす
罪無き葦の 時間も奪う

遺された悲しみの上

生まれ来る葦が笑えるように


鳥籠の主よ 美しくあれ
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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小石の向こう- 高橋魚自由詩208-10-15
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