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優しい光が降り注ぐ
穏やかに晴れた休日の午後は
微風に吹かれながら
静かに死にたいと思う
毎日が死に続けていて
こころはこんなにも穢れているのに
姿は透明のままで誰の瞳にも映らない
....
昔々
あるところに
お爺さんとお婆さんが住んでいました
お爺さんは山で光る竹に見とれるばかりで
芝刈りはしていなかった
お婆さんは川で流れる桃を見送るだけで
洗濯はしていなかった
そんな ....
吸いかけのタバコを灰皿に残したまま
別のタバコに火を点けてしまう
もう何杯目かは
忘れた
三半規管がサボりだして
その加速が止められないまま
もう上手く歩けるような気がしない
別に酔 ....
西日が射す
階段の踊り場から
子供の声がする
懐かしい声が
あれは
ボクの声だ
ボクがそこに座り
マンガの本を読んでいると
台所のほうから
タンタンタンとリズムよく
....
ふたりで
ずいぶん夏を歩いてきたね
波打ち際を振り返ってみると
たくさんの足跡が打ち上げられていて
見えないところまで続いている
きっと想い出になる時がきたら
一斉に海に帰ってゆくんだ ....
夏空の青色は完璧な色をしているが
綿菓子になり損なったみたいな
散らばりかけた残念な雲が広がって
夏の始まりからその陰に隠れていた
終わりがそっと顔を覗かせている
木蔭には脱皮に失敗 ....
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(6)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
透明人間
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皆月 零 ...
自由詩
11
08-10-18
アリとキリギリス
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皆月 零 ...
自由詩
14
08-10-11
泥酔する三半規管
-
皆月 零 ...
自由詩
9*
08-10-8
踊り場/台所
-
皆月 零 ...
自由詩
11*
08-10-1
足跡
-
皆月 零 ...
自由詩
9*
08-9-17
夏空
-
皆月 零 ...
自由詩
6*
08-8-15
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