すべてのおすすめ
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夕日に浜辺で遊ぶ子供の心は
寄せては返す波の想い
波間に揺れる種子の想い


流れ

流れ

遠い国へ

流れ


辿 ....
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ぼくは所在なく佇む
夜が好きだ
そんなとき
梅雨の終わりの
雨が降っているのもいい

屋根を打つ雨の音
軒を伝う流れの音
樋を落ちる水の音 ....
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遠い空を見上げていつも
鳥になりたいと想っていた
自由に空を飛び回って
あの雲に掴まりたい
虹の橋を渡って途中で落ちても
手を拡げれば大空は自由 ....
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街角に子供が一人


地に染みる影を従え


かくれんぼする
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風が通りすぎる
通りの梢が静かにゆれていた
梅雨が上がって空は青く
雲ひとつなくて
高く青く澄んでいた


いつものイタリアンレストランは
 ....
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私は自分が泣くとは思わなかった


同僚と酒を飲み
語り合い
別れた時
涙が出た


酒を飲んで居ても友に言えなかった
卑しい自分 ....
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大丈夫?
そう言って母はいつも
額に手をやった
そう言えば額の熱は
手で繋がっている


39度の熱を出した
娘の額は汗ばんで
手を ....
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今日はまた曇天の気持ちが
重たくぼくを暗くする
通りを走り過ぎる自転車の少女も
手を繋いで歩いている老夫婦も
みんな静かな見えない時を歩いている
 ....
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それはsora色のシャツ

soraのくうきの燦めきがプリントされている

soraにかざすと青空が拡がるの!

白いくせにsoraが ....
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今日もまた
窓硝子に映った自分を見て、
少し微笑んでみせる。

いつもの挨拶
いつもの仕草、

駅前の喫茶店の指定席、
リングノートに ....
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水底に力つき
沈んでいるそれは
たった一人で
この大きな川を遡って来た

独り流れに逆らい
早瀬をむりやり腹で押し渡り
波のうねりを越えて
 ....
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ああ

雨だ



初夏の

今から暑くなろうとする時の

私の心を静め

鎮め

濡らす

雨だ



初夏 ....
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波打ち際に沈む
ガラス片のように
毀(コボ)れて
流れて
静かな時間の中で
出会いを待っている

満ち足りた時間が
角を丸く取り
いく ....
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口に出した言葉が
石英のように凝って、
カチリと落ちたら
いいだろう!?


ぼくはお喋りに夢中になって、
なにがなんだかわからなくなって、 ....
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人を判断する基本としての足首
ぼくの友人は足首で判断する
細い繊細な足首がキリリと力強く歩み去るのを
眺めるのが好きだ
太い力強い足首が折り重 ....
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五月十七日は土曜日でした。
窓から外を見るぼく。
向かい合うアパートの窓に、
立っているぼくの姿が映っている。
身体を揺すり、
ヘッドホンに独り ....
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疲れた後の浅い眠りのように
私を誘う女の手よ。
私を誘わないでくれ、
私は弱き男なれば。

死の後の深い眠りのように
私を見つめる女の目よ。
 ....
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春が過ぎて、
夏になった。
けれども同じように、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと
嗤うような調子で、
ぼくの目蓋は痙攣する。
ひくひくと ....
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それは初夏のある晴れた日の夕暮れのこと。ふと見上
げた空に、解き放たれた赤い風船が一つ、橙色の風に
吹かれて、揺れているのが見えた。


《 風 ....
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満員! 
定員オーバーだよ!
でも

山手線の中でも
五月の風は吹くんだ。
赤ん坊の髪の毛が揺れている。
ふわふわ遊ぶ髪の毛を見ていると
 ....
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たけすぎた蕨を手にして
にっこりと笑う母の手は緑に染まる


蕨煮て
灰汁(あく)ぬく母の背を迷い
山を降り来た一匹の蟻


にっこりと ....
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さあさ みなさん
手を繋ぎ、
夜の踊りを踊りましょ。
赤いライトの輪の内は、
ヘモグロビンのタンゴです。
蒼いライトの輪の内は、
黴びた膚肌( ....
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救いのない旋律 / 救いのないコトバ

うつむいて歩くときの / 手のおきどころにこまる

あついコトバはなくて / 青くひかる煌めき

静か ....
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もう眠ることが仕事になってしまったね。
丸くなって眠っている。
お気に入りの毛布とタオルケット。
近くのカーペットにはおしっこの染みもある。
首筋 ....
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ただ
生きているだけで、
疲れただなんて、
ぼくもいったい
いいかげんなものさ。
二十三の
ぼくの人生なんて、
いったいなんなんだろうと、
 ....
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遠い日に想い出すことはなに?
近い日に想い出すことはなに?
振り返りながら君は笑って言う。
なんだろ、何かあったっけ。

真に孤独である意味はな ....
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アセチレンの光が
ちろちろ
ちろちろと 
影をゆらす
ちろちろ
ちろちろと 
ゆれる 
灯の上に 
吊り下げられた 
白いお面
狐の面 ....
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禅問答ではないですが、頭に思い浮かんだ言葉をそのまま使いたいと思いました。『そこにあり、ここにある』といった表現です。自分のありようがそんな単純な言葉で表 ....
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言葉は、
口に出してしまえば
消えてしまうさ。
心はそんな
簡単なことでは満足しないさ。
手を挙げても
君は見てくれないし、
目を上げても
 ....
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見送る駅のプラットホーム、
走り出す京浜東北線。
大森駅。
ぼくは立つ、
見送る駅のプラットホームに。
人は溢れ、
向かう、
改札口へと。
 ....
恋月 ぴのさんのbeebeeさんおすすめリスト(142)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕日の浜辺から廻る想い- beebee自由詩908-7-30
七月の雨の光- beebee自由詩1608-7-23
いつか鳥になる日- beebee自由詩508-7-22
かくれんぼ- beebee短歌1108-7-13
幼児と前菜の関係_/_いつものイタリアンレストランで- beebee自由詩3*08-7-13
帰りの電車で_/_これもまた過去の記憶- beebee自由詩1708-7-10
額に手は繋がっている- beebee自由詩2508-7-5
曇天の午後_/_いつものイタリアンレストランで- beebee自由詩808-7-1
sora色のシャツ- beebee自由詩7*08-6-25
いつもの席のいつもの仕草- beebee自由詩16*08-6-22
望郷_/_うねる想い- beebee自由詩11*08-6-14
- beebee自由詩7*08-6-8
硝子の欠片- beebee自由詩7*08-6-2
言葉が石英だったら- beebee自由詩14*08-5-28
足首の絞殺(考察)- beebee自由詩10*08-5-24
寮生に_/_想い出す情景- beebee自由詩808-5-22
独りで居て- beebee自由詩10*08-5-18
猫の目- beebee自由詩1708-5-13
風_船- beebee自由詩11*08-5-9
満員電車と赤ん坊- beebee自由詩708-5-4
春の迷い子- beebee短歌708-5-2
夜に- beebee自由詩11*08-4-26
天聴(テンチョウ)- beebee自由詩7*08-4-20
何時も眠っているジェニーに- beebee自由詩10*08-4-15
人生なんて- beebee自由詩1108-4-13
絶望を避けながら- beebee自由詩908-4-7
夜桜屋台- beebee自由詩1008-4-1
ガラスコップの水滴に写る風景について- beebee散文(批評 ...408-4-1
君へ伝えたいこと- beebee自由詩7*08-3-30
帰ろう。早く帰ろう。- beebee自由詩7*08-3-28

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