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暖かなコーヒー 
沸騰する苦い色の液体

牛乳をたっぷりと浸みこませ
ベランダで 爆発物を飲料にする

爆薬はカフェオレ
導火線は中南海

烈火のエクスタシーに浸る



雨 ....
私の指が透けて通るほど

大気は爽やかに留める

木々と眼球の間
透ける空気に樹木は裸になり
沈黙の呼吸を続けて 地球は浄化され
透明な気体が絞り出されて 私は深呼吸する

透き抜け ....
暗闇が押し寄せて

冷たい驟雨は街を灰色に染めた

ミッドナイトを巡る 静かな宵

闇 深く 真実の時は流れ始めている
嘘をついたような蛍光灯の下で

折口信夫  読み止さしのページ ....
ディスプレイは視覚と前頭葉を刺激して

パーソナルコンピュタは外部と繋がる出窓

望みの世界とアクセスできる

視覚情報は脳天直撃
魂に影響する
今一度 ここを 押さえろ!


 ....
時雨れて 灯る

電飾の街に
密かに流れている 音楽
それぞれの想いに

灰にむせぶ
軒の低い 並びに

人 人は傘に身を寄せて 通り過ぎ

雨足に歩道は すっかり

足音と ....
初夏の陽射しまぶしく

自らに課した
我が人生の一大事

聖書 日蓮御書 紐解いて

お二人とも簡素な比喩に秀でておいでだ

明かりの比喩 二つ


明かりを持ってくるのは、枡 ....
まともな感覚
正しい事は正しい
悪は悪と言い切り 思い切る

感覚が狂わされ
魂がギタギタに切り裂かれている

善良な魂 保つ者よ

テレビを静かに 消せ

音に飢えたら ベート ....
木々の緑を揺らし洗う

風の音たちが
私を遠い所へ連れ去ってゆく

ざわめきの葉葉に清純な雨が伝う

そう暴風雨は埃にまみれた
この都市を透明に塗り替えて
明日の蘇生を約束してくれる ....
私は自由だ
自己責任の及ぶ限りにおいて

父・母が名づけた

藤井邦彦という名において

己に負荷をかけ
背水の陣を形成しつつ

将来を予想し
あの未来と言う 小高い丘から
現 ....
芸術の巨大な 第一波

自己表現は為される( 成就! ?

白く塗り込められた キャンバス
書き留められた 文字
録音で魂が吹き込まれ
レンズが骨まで映し出す

芸術は自然を 追尾し ....
はら   ほろ り

はらり  ほろり

宵闇を淡い 焔で燃やす
桜花 澄む

幽玄 現前と古木から湧き立ち

しとやかな肌 剥がれるように

はら  ほろり はらり ほろり   ....
濃密を増した この空
重力の強い 会話が
男 と 男 で 交わされ始めて
口ごもる低い声が 雨のように漏れて 滴り

あの木々も ビルディングも
積もりに積もった 垢 落とし
排水溝は汚 ....
桜 咲く
華やかに 仄かに
震え出る 花 花
たおやかな 季節に

あの桜並木の六本目
防水シートに包まれた 嬰児
古木の幹色のような ピストル眠る

言葉は実弾 黄金色に輝く
命 ....
春 一つを
この大地に 零し落として

木蓮 水仙 桜

路地の片隅に土を得た 草草の息吹

空は華やぐ靄で満ち足りる
陽光は語りつくして

艶やかに花 花を荘厳する

春を  ....
き・は・く・な 拡散
中心を失い
弱弱しくて うごけない 自我

蜘蛛のように 空中に どっかと巣を張り
心臓の位置を しっかり定めて

あらゆる事象に 言葉を投擲する

淡い春 木 ....
いま
文字から 染み出す

春が その 重い眠りを 眠って

霞む 空 街 歩道の末に
心の動きは 流れる 水に


春は ぼんやりと浮かぶ
水面に浮き草は 流れて

時を過ぎ ....
おぼろな 三月

見晴らしのいい 場所で
遠く 帝都を仰ぎ見たくなる

両腕を広げると
風に 翼

東京タワーまで
フワリ フワリ 飛んで行けそうだ

春 霞
飛行の航跡に
 ....
そんなふうに
春が眠り 寝息が聞こえて
やすらって いたなら

霞むんだ

高雲の桜色の空に やってきた
風にほんのりと

春の靄は大きな体を
この地にあずけきって
眠っている
 ....
曇天の雲に
仄かに薫る

白梅 
眺め

その古木の苔むした幹に軽く触れると

肌寒い風に 早春の息吹
たたえて たたえて 尚たたえつつ

梅花から 溢れている
(花びらが散る ....
その 時

生なる状態で 為した行為は
魂にイメージ刻印される

死なる状況が近づくに従い
死=イメージのみの世界がせり上がり
やがて魂を専有し始める


呼吸はしているのだ
心 ....
今 ここ 空間座標 ゼロ点に
今 ここ この流れゆく 瞬時の微分!

ここから 全て 始まる

六十七億 個々 各々のゼロ点で
時空は弾けている 進行形

過去のイメージが押し寄せ
 ....
一つできたら 十できる

一つ 組み合す
「青い空」と・・・

二つ情感 感じて
「まっ青な空」

三つ 広さが欲しい
「青の空に ゆっくり雲は流れる」

四つ 調子を変えて
 ....
菩薩 薄絹 紫煙の香 薫る風

音楽を再生すると
かぐわしい香りが してくる

情景が浮かび上がり
ありありと 見えた

時間と空間を越え出て
今 私に届く コンパクトディスク

 ....
売れればいいって もんじゃない
俺にも作れる 恋の歌
インスタントの歌うたい
一発屋ならしめたもの
飛ばず鳴かずで
すっかり ポシャリでございます

売れればいいって もんじゃない
恋 ....
アイスコーヒーを注ぎいれた グラス
暖かな部屋
午後の陽射しは

読み止しの本の名は
『ルネサンスの占星学』

人が ぱらり ぱらり 行き交う
食器が カチ カチと音を立てて

動 ....
部屋に射し込む
だいだいの日

焼香にきっぱりと想い

立ち昇る
紫雲のたたえた水煙
空間にたなびいて

仄かな薫りに引き付けられた 
靄のごとき幽体 浮遊して

見事に手の様 ....
湿らせておくれ
軟らかくしておくれ

骨に響く 歌を聞かせて
骨に響き渡る 言葉を その発声で
骨にひび入る 言霊が咽喉から溢れて

潤った声帯は愛に震えながら
情感が喉から零れ落ちた ....
ポットの注ぎ口から
授乳温度の液体ネコを流出させて
膝の上に置く

ネコは不定形
とろーり とろーり
湯気を立てて 
うたた寝をしている

ネコの脳波はカップの上で波紋を立てて
き ....
立ち昇り 斜頚の日
紫煙の薫りに不思議に色めき立つ

煌き 重い日輪 くねる日差し
とどかぬ窓のない部屋
赤外線ヒーターの鈍い光に目を そっと閉じて

紅い瞼の裏で
妖艶な瞳 輝かす
 ....
心を のべひらく

凪いだ 北の方へ

静まり返った部屋で
北向きのベッド
伏臥した 頭の上を
船が通り過ぎている

北極海航路が開かれる時
涙は溢れるのだろう

極海に船影が ....
恋月 ぴのさんのアハウさんおすすめリスト(149)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜更けのコーヒー- アハウ自由詩2*08-5-24
五月の風- アハウ自由詩508-5-21
帝都の驟雨- アハウ自由詩5*08-5-17
辻説法- アハウ自由詩208-5-14
雨に煙る_街_街- アハウ自由詩508-5-10
聖書と日蓮御書は・・・・- アハウ自由詩4*08-4-22
縫合する- アハウ自由詩8*08-4-21
暴風雨- アハウ自由詩15*08-4-18
君は君の『名』において自由だ!- アハウ自由詩5*08-4-16
人間をめざす- アハウ自由詩608-4-13
はら__ほろ__ひらり__ほろり_- アハウ自由詩5*08-4-5
洗濯- アハウ自由詩3*08-3-31
桜花とピストル- アハウ自由詩3*08-3-29
春を_一つ_二つ_数えている- アハウ自由詩308-3-25
中心の喪失- アハウ自由詩508-3-17
染みてくる_春- アハウ自由詩408-3-12
弥生_三月- アハウ自由詩408-3-7
春が寝息をたてて- アハウ自由詩12*08-3-4
春_浅き・・・- アハウ自由詩408-2-26
生死決定- アハウ自由詩3*08-2-21
こころして_晴天に!- アハウ自由詩308-2-14
一つできれば_十できる!- アハウ自由詩408-2-14
コンパクトディスク- アハウ自由詩208-2-5
売れればいいってもんじゃない(MTVを見て)- アハウ自由詩208-1-30
器の笑い- アハウ自由詩508-1-24
斜頚の日- アハウ自由詩308-1-22
若き歌人に- アハウ自由詩308-1-18
液体ネコ- アハウ自由詩22*08-1-11
龍女と・・・- アハウ自由詩508-1-8
のべひらく北極海航路- アハウ自由詩308-1-6

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