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なんだか、さ
時々ね、息苦しさ
感じるんだ
生きにくいのかな

何が悪かったかな
この手じゃ、上手く
人に触れられない
差し出した手が、すれ違って

この手は何のためにあるのか?
 ....
ごめんなさい
今 私は
あなたが救いを求めた手を
払いのけました

ごめんなさい
私は 酷い人だから
願うことしか
できないのです

―自らの手で どうか
 自分自身を どうか
 ....
革張りの
使い込んだ光沢の黒い
二人用のソファー
そこへ 少し沈み込んで

感動に不感症の夜
僕は孤独を気取って
コーヒーを片手に
読書をする

包み込まれた
文字はただゆらゆら ....
いつかの 最も遠い昨日
空は霞み
遠雷は鳴り
燃えている その姿まさに暁

生まれいずる声を聞け
ありふれた誕生の発音ではなく
境界線を取り払え
そのものに 触れようと思うなら

 ....
生まれたとき既に
月まで人は 行ったことがあった
抱かれている幼い僕の
進化さえ 掌の上だった

人は 追い求め
遠い真実を
人は 探し求め
自分のありかを

手を伸ばし
一歩を ....
五線譜に並べた記号に
寄り添って人は
日々の 足跡を
記憶を辿るように 刻んでいく

始まりは 朝方の歌
足音を名づけては
骨格は成長で軋み
鼓動のBPMは 早まってゆく

DNA ....
繰り返す日々が
遥かの丘で 鐘を鳴らす

繰り返し僕が
明日の声を 代弁する

繰り返し誰かが
今日をまた 終わらせる

ラララ ラ ララ
心に投げ込まれた小石は
いつまでも波紋 ....
色づいて 時は過ぎる
美しく この日ノ本は在れ

春は風のうちに花が咲き
夏は夜 空にうつろう光が儚く
秋は空の色を渡り鳥と眺め
冬は雪の下 種と共に待つ

生命はかたちを変え
ゆる ....
誰かの夢が これを創った
「星空を届けよう」
そう 彼の眼はきっと
どの星よりも 輝いていた

暗い天井が 星空になり
小さな部屋は 宇宙を閉じ込める
天の川も 手のひらの上

創ら ....
朝の光が差し込んで
僕は夜の海から掬われる
灯台の灯に照らされて
船はいつか僕を見つけるだろう

遠く鐘の音が聞こえ
近く電車の軋む音もする
遥かより陽は昇り
影が僕の背中から着いてく ....
放映時間を過ぎたチャンネルに合わせると
ざぁざぁという、音が聞こえる
じっと見つめる ただ見つめる
パチンコ玉 みたいな砂粒を

ざぁざぁという、音が聞こえる
安らいで、いいですか
それ ....
お前はいったい何処から来、
そしてまた、何処へ行くのか?
今だ{ルビ何=なん}にも
僕に答えを 教えてくれない。

知っているのは、今のこの温かさ。
由来は、何処までも遡れる温かさ。
時 ....
目指したのは 空
それ以上も 以下も無く
ただ なんとしても飛びたかった
見上げた空が あまりに美しかったから

空はずっと前から ただ広く
{ルビ時間=とき}はずっと前から ただ流れて
 ....
燃える赤
のたうつ龍
たやすく消える命
背中合わせの 安心と不安

だから{ルビ恐々=こわごわ} 手なずけて
太古から人は
ご機嫌を取りながら
仲良くも 儚く

迷い道の向こう
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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29、炎_【ほのお】- 雨宮 之 ...自由詩3*06-9-5

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