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■ はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、
(( 夜を奔るジャングルの声。。
――ヴァルー、ぎゅりぎゅる‥‥
女 ♪「アツサー0.01ミリの 温もりぃひひ
(( 眼の光、レアな匂い
....
渇いた瀝青の道に散る
ジュエリーの煌きと渦をえがく黒髪
鉛の銃弾は、みごと額を貫通し
――鮮血を枕に眠るオフェーリア。
たぶん、昨日。
黒いシークィンのトップが視線を浴びて
胸元のゴー ....
もうすぐ、生暖かい夜が
苦いクスリとともに
グラスに注いだ水と一緒に
――やって来るョ。
窓の外は今しも
オレンジの火炎に包まれ、
妖しい空へと
黒煙を立ちのぼらせては
昨日ま ....
残虐な貌も一瞬、穏やかな
蒼いヒヤシンスの花に埋もれ
ゼピュロスの風、//そして雷。
――ドドンガーガー!
くちづけをし、離れれば「死、
昼も夜なくつづく 愛撫の舌
首筋の、永い ....
ありふれた【豆】。――心奪われて
一粒づつ、手の生えたやつを鋏で切り落とし、
妖しい黄緑の笑いに負けまいとする
僕は生体機械。幸せなど知らない
そう。かなり前に飯炊きの胎から生まれて
....
満天の星空をつつむ静寂の下
潮騒を聴きながら横たわる身に纏う砂粒
はてしなく投げた仕掛けを海に任せて
ケミカルライトの点る竿先を微かに揺らし、
甘い潮風がコーヒーの苦味を慰める
アタリな ....
微かに嗅ぐ、肌と肌。その色気づいた生ハムの匂い
やむなく賑やかな大通りを外れ、湿った石畳の狭い路地へ
疲れ果てた営みの世界をほんの数歩離れると、
異教徒の市場。――豚の耳や足、蜥蜴の干物等がなら ....
そのとき、検出された過剰な信号がフィルターを通過し、
離散値として処理されたデータが神経線維を走りつづける
肢体の切断、もしくは破損された細胞への速やかな対応
つまり力学的にもたらされたダメージ ....
枯藻にまじる幾許かの誇りさえ
今は乾涸びて横たわる巨体
眼の放つ一瞬の光さえ砂に埋もれ、
青き海原は穏やかに空を見上げつゝ
波に穂を浮かべては露な境に遊ぶ
儚く岩礁にとぶ飛沫、
仰ぎ見 ....
微かに血の色を混ぜた
純白の火照り。
月光を浴びた濃淡の起伏が、
永くしずかに波打つ夜
幾重にも重なりあう
厳かな山脈を流離う爛漫、
滑り落ちる霞のごとく
裾野へ降りて散る花、死、花 ....
どんよりと低い空に
ふうっ、と 溜息をもらし
雨を吸った暗いモルタルの壁は
重々しい匂いを滲ませて湿ったまま
窓枠に収められた日々を嘲い
片付いた雑事に安堵を覚えると
たちまち、身体 ....
生きている もーん
――だから?
いえ・・・・
でもなお、生きているよ
煙草を一本、吸って
屁をする ブー
さら
さら
潮の匂いにみちた風が
木々の枝 ....
薔薇色の大理石の壁
ふりそそぐシャンデリアの光
ペルシャ絨毯の幾何学模様を踏んで
白いドレス姿の君が浮き立つ
言い知れぬ暗みと喧騒の中を
艶やかな笑みとともに君が通り過ぎる
氷を砕き、 ....
合わせ鏡の無限につづく
午後の部屋に宝石ごと散らばる
湿った夜の匂いは 勢い、
女の前髪を固めるスプレー
そして酷くリアルな口紅の
仄かに苦い蝋の味。
――さて、早々と店にゆく
カウ ....
一 風呂
陽の涼しい頃。
「お風呂からどうぞ
と彼女(?)は云った、
日本式の内庭に案内されると
葦簾張りの小屋に岩風呂があった
霞んだ白に残した青み、
空高く尾翼は全く見 ....
風が死んで、
また一人、また一人倒れ
アジアでは奇形の動物達が生まれ
生まれては殺されて
蒸せるような夏
君が棄てた女
――は、ブラウス姿で
ごろり仰向けになり
天井を見つめたまま ....
朝露に濡れた葉のギザギザ。地表を這うように草木を透かして訪れた地獄の陽を浴び、緑に燦然とかがやく【ヤマソテツ】と呼ばれる羊歯を踏みながら言葉なき森の奥深く、「幸」住むと人のいふ原始の密林を駆け巡る雛 ....
こうして王さまは出てゆくと二度とお城には戻りませんでした。詩人アスフィールとメリサは略奪と悲鳴のつづく街をボロの服を着てさまよいました。
かしこで進駐するタルシンの兵に女たちが ....
M子はさぁ、
ちょいと小柄な女なんだけど
子持ちでキャンキャン働くOLで
けっこう可愛いんだけど だいぶ生意気。
去年の暮れ・・・・部長とさ
ホテルから出てくるクルマに
サングラスかけ ....
ふたりは水草の浮いた池のある庭をならんで歩きながらしばらくなにも話しませんでした。池のほとりには赤いチューリップの花が咲いています。小橋をわたり、茨のアーチをくぐり、青い木漏れ日のおちた道をしばらく ....
夜、だれかがお城に石をなげて捕らえられてゆくのをメリサは物蔭からエスターと一緒に見ました。城壁には王様の悪口を書いた張り紙が、剥がしてもはがしても貼られました。今しも見まわりの番兵がそれを剥がしまし ....
医者の意見では、
「いえ。ご病気ではなく、おそらく魔女ヘレンの呪いによるものです」
と言います。円卓をかこんで王とその側近たちが議論しました。
「では隣国の魔術師をよびあつめ、呪いをとく術を ....
よわい月の光をとおした色のないおぼろげな雲が涙ににじんだ恋文のようにせつなく空いちめんをおおっていました。
真下には黒くふかい森がひろがり木々の葉はじっとうごきを止めて緩やかな風に「さや」ともゆ ....
「らんらんらん。
婆ちゃん、爺ちゃん
レロレロ ばー
わけも判らず学校に通う
ぶらぶら歩く道すがら
ヘンな匂いのする
化学工場の辺り
湿った塀のつづくデコボコ ....
ほのぼのした顔で
有るったけ ふみにじり、
思う存分に略奪して
走り去ろうと
する
と、
足に纏わりついた母
「行かないでおくれよ
なんて云うので
「ああ、そう
お腹 ....
想いは儚く
残す轍 遠き道のり
荷の重さ 辛く、
そぞろ立ち止まっては
見上げる空の哀しみの果て
日ごと人目に
焼かれる背の
痛みさえ忘れる夢、
また夢の夢
花に狂う、
....
白藤の棚にそよぐ 薄紫の風に
邸(やしき)じゅう、色めきたつ菫(すみれ)たち
草葉の緑に、ふるえる白いドレスの君。
房を垂らした大きな帽子から、ほんの少し
零れる笑みと恥じらいを覗かせて
....
もはやしとではなかった
つまり藻は、
一緒に暮らしていた椰子と
買い物に出、
花を買ったのである。
苛々 )))
「ちがうちがう、
もはやひとではなかった
あ、
しと ....
薄闇に見る、葦の原
風に穂を激しく揺らしては堪えきれず
茎の根ちかく 折れ曲がり、
ついに起きることもない
飛沫の散る 河原の
無常なる日暮れを
化粧の崩れた女と双んで歩く
水辺の冷 ....
未来から来たという」あなた
ノースカロライナ州シャーロットから
遙々、次元高速鉄道アムトラックに乗り、
核の冬に埋もれる アパラチア山麓を越えて
ジミー・ロジャースの歌声とともに
揺れる/ ....
恋月 ぴのさんのatsuchan69さんおすすめリスト
(164)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ジャングル・ボブ_☆
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atsuchan69
自由詩
6*
07-5-14
オフェーリア_☆
-
atsuchan69
自由詩
10*
07-5-2
寝たきりの言葉。
-
atsuchan69
自由詩
4*
07-4-30
春の嵐
-
atsuchan69
自由詩
6*
07-4-30
ビーンズボーンの詩
-
atsuchan69
自由詩
5*
07-4-26
星と砂粒_★
-
atsuchan69
自由詩
8*
07-4-20
懺悔
-
atsuchan69
自由詩
2+*
07-4-18
羨望
-
atsuchan69
自由詩
4*
07-4-16
瞳を染めて
-
atsuchan69
自由詩
5+*
07-4-15
ら、むーん_★
-
atsuchan69
自由詩
17*
07-4-11
フレアスタック_★
-
atsuchan69
自由詩
10*
07-4-1
ヘタクソな死
-
atsuchan69
自由詩
11*
07-3-31
The_Butler's_in_Love_☆
-
atsuchan69
自由詩
10*
07-3-27
スター・サファイア
-
atsuchan69
未詩・独白
10*
07-3-25
秘密
-
atsuchan69
自由詩
8*
07-3-21
匂い立つ四月
-
atsuchan69
自由詩
11*
07-3-17
郭公の見る夢_★
-
atsuchan69
自由詩
7*
07-3-14
王女メリサ5
-
atsuchan69
散文(批評 ...
3*
07-3-9
M子
-
atsuchan69
自由詩
10*
07-3-8
王女メリサ4
-
atsuchan69
散文(批評 ...
3*
07-3-3
王女メリサ3
-
atsuchan69
散文(批評 ...
3*
07-2-28
王女メリサ2
-
atsuchan69
散文(批評 ...
3*
07-2-25
王女メリサ
-
atsuchan69
散文(批評 ...
4*
07-2-22
妖しい色どり
-
atsuchan69
自由詩
10*
07-2-17
かよわき人々
-
atsuchan69
自由詩
11*
07-2-13
花弁
-
atsuchan69
自由詩
12*
07-2-2
春の陽射し
-
atsuchan69
自由詩
7*
07-1-30
怒りの日
-
atsuchan69
自由詩
5*
07-1-30
月は、夜を照らすのも忘れて
-
atsuchan69
自由詩
8*
07-1-27
///ノイズ&CM。_★
-
atsuchan69
自由詩
5*
07-1-26
1
2
3
4
5
6
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