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捨ててきた夏のカードと引き換えに虹よりたしかなセヴンブリッジ


仮面の下で抜いた{ルビ剣=つるぎ}に嘲笑う君を刺すのもまた{ルビ運命=さだめ}かと


夢見よう手札はいつも風まかせ無 ....
序 
月日は百代の過客、なんですが


 恥かしいことに、つい最近まで「弁慶の泣き所」のことを「権兵衛の打ち所」だと思っていた。真実を知らされたとき、プチショックを受けた。
 よく「 ....
 注意・・・あくまでも私の主観ですから、笑い飛ばして下さい。
ズバっと言ってしまう系が苦手な方はお控え下さい。
ノークレームでよろしくお願いします。

毒舌指数★★☆☆☆☆



第一 ....
   〜秋〜 水色揺々 


   「手折れぬは花言葉」


水色の細い曲線滑らかに夕を奏でる9月のフルート

コスモスの薄紅風とたわむれて赤トンボかわし鬼さんこちら

 ....
銀色のマストに映るまるい月甲板上に舞う{ルビ四重奏=カルテット}

月と地の逢瀬は今宵ひとたびのカレイドスコープ闇は緋色に

紅い海ガレオン船が進んでく鞭打つ波に叫ぶ号砲

 ....
星島 〜タカラジマ〜




銀の帆の船は拒まぬ「可能性」ムゲンのココロ映せるものは

指で作る望遠鏡に反転のスカイオーシャンさよなら地球

広すぎる世界 ....
「目にはさやかに見えねども」



二の腕に日向の匂い残りおり 気付けば日暮れ夕風の立つ

秋来ぬと告げんばかりの午後六時 風鈴の音も耳に違へて

水を踏む頭上に蓮の花が咲く ....
 「蒼い旋律」


記憶の中から抜けて舞う譜面一枚奏でてみれは゛半音の思い出




セロを抱え閉じた目の中咲く花の絡む紫苑は夕闇の弦

放課後の音楽室でくちづけを交わ ....
奪われた約束までの昇階段 枷を片{ルビ瞳=め}に数え続ける


君の名を叫ぶ周波にふらついて砕けた硝子は星の模細工


慰めで引き剥がされた青のフェイク{ルビ鎖状=さじょう ....
   「海恋し潮の遠鳴り・・・」


瑠璃の雨洗いざらしのシャツを染め忘れえぬ日の海へ誘(いざな)う

夏座敷懐かし祖母の生家にて薄き格子のかげとまどろむ

逆光に揺れる向 ....
潮のせいでくちびるの端にこびりついた砂を噛む
違和感
そのついでに日記にも砂をかませる

八月はつめたい
指先で這った波の曲線は
私の中では体温を持たない

数 ....
「赤い兵児帯」

Musako * Yui Hasuno * Runaku Masaki* kaz * Issey Azusa * Rin Kazanagi


夏祭り心そ ....
夏が、また―――
怖いですか
あのひとの抜け殻だから

まひるの世界はあまりにも眩しく
夜の世界は、私には暗すぎる
いつからか
瞳が捉える色彩は
こんな風にゆるぎはじめて
 ....
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ


君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった


友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
「観月橋」

せせらぎの音は
いつのまにか、ざあざあと鳴り
錆び付いた欄干が
しとどに濡れる紫陽花の、夜

ここには愛づる月もなく
ただ名ばかりの橋が
通わぬこころの代わりに、と ....
あなたを通り過ぎた風は
凪いで
睫の高さで追いかけていた
ニ歩先の肩甲骨と
くしゅん、と鳴った鼻
とのあいだに、置いていった

指先にのせて飛ばした
内緒のくちづけの形をした
ふ ....
通りゃんせ 通りゃんせ

ほそ道に咲く梅が香に
思い出づるは幼き日
祖母に引かれて踏み初めし
天神道の梅まつり

通りゃんせ 通りゃんせ

赤き兵児帯祖母が手で
結びて咲かす梅 ....
流れ落ちるだけの空虚な時の水を
この手でせき止めてはみたけれど
やはり指の間から
少しずつ滲み出してきて
乾いた瞳を潤した

あなたの陽だまり、に
包まれていたことを ....
   一   秘密の楽園

二人の世界の入り口は
いつだってこの実験室
あなたはそっと私を呼んで
脱いだばかりの白衣を着せた
袖の長さが余っていて
なんだかとても不恰好なのだけど
 ....
もうひとつの空の下には
空想好きの少女がいた
彼女は瞳の中で
小さな星を育てていて
世界からこぼれるように鳴るメロディーに
詞をつけては歌いながら暮らしていた

詞の中では少女は
 ....
夢よりも一歩、現実に近かったから
振り返ることはたやすかったはずなのに

もうお風呂にはいった?
という彼の、決して難しくもない問いに
眠りに引き込まれるにまかせて
わたし、答 ....
喫茶店の中は
小さなロッジを思わせた
ランプの橙色の明かりは
それでもやはり薄暗くて
カウンター席の後ろでは
まだしまわれていないストーブ
季節に似合わなくても
この店には似合ってい ....
脱ぎ捨てた靴下のように
二人分の日常が床に転がったまま
今にも歩き出しそうなのは
きっと逃げ始めた体温のせい
鏡越しに いつのまにか
髪が伸びたあいつに舌を出す
時間なんて残酷で
最後の ....
あなたとわたしは
たまに日常を共有する関係
そして言葉の世界で
たまに交わる関係

わたしのこころを
あなたが描くとき
あなたの横顔に
わたしを見つける



ただ ....
二年前のあした
あの日もたしか、雪が舞っていました
鳴り止まない鈴のように
ただ、こんなふうに

降りはじめに気づいたのが どちらだったか
あなたはいまでも
覚えているでしょ ....
   

   ひとつの恋の終わりは、
   ひとつの音楽とひとつの香りを残す―――




いつだったか
すれ違った文庫本の帯が
そう主張していた

乾かないルーズソックスの ....
赤はあなたの朝のあいさつ
いまさらながらって照れちゃうけれど
橙大好き抱きしめてなんて
いまさらながら言えないけれど

黄いろい蝶が花びらみたい
いまなら素直に笑えそう ....
三秒だけ、思った
私は私をやめたいと
三秒だけ
きっと初めて考えた

ひとりでは誰一人抑えられなくて
ひとりでは誰一人助けられない
また人を頼ったから、
その人たちを困らせたか ....
   


少しずつずれた紙の束を。揃えようと焦る
指先が乾くからまた少しずれてゆく、それを
ありふれていると笑いながら言の葉と呼び合った
ふたり



絶え間なく淡い音で空隙をう ....
私は
花びらが一枚足りないの
みんなは五枚なんだ
でもね


  一 

ずっと前、
私は小さな種でした
ほんとに小さくて、軽くて、やわらかかった
あの土と、この風が私を育て ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カジノ- Rin.短歌13*07-9-19
オクノホソミチ_〜KAZANAGI風味〜- Rin.散文(批評 ...9*07-9-16
ものづくし__〜KAZANAGI草子〜- Rin.散文(批評 ...32*07-9-12
■共同作品■_時の花いろ- Rin.短歌10*07-9-9
■共同作品■_大航海時代編- Rin.短歌10*07-9-6
星島_〜タカラジマ〜- Rin.短歌17*07-8-31
■共同作品■__秋色水晶- Rin.短歌9*07-8-29
■共同作品■_蒼もしくは青- Rin.短歌14*07-8-25
青い鎖- Rin.短歌12*07-8-22
■共同作品■傍らの星- Rin.短歌10*07-8-19
砂の栞*八月の日記- Rin.自由詩16*07-8-7
■共同作品■_硝子細工のノスタルジア- Rin.短歌13*07-7-30
空蝉の夏が、また- Rin.自由詩2007-7-13
「mixi」__ミクシー- Rin.短歌16*07-7-9
京都三橋_- Rin.自由詩40+*07-6-13
春の距離- Rin.自由詩20*07-4-4
通りゃんせ_★古語の宴参加作品★- Rin.自由詩17*07-2-22
ひだまり_〜桜のころには〜- Rin.自由詩16*07-2-19
白衣の堕天使- Rin.自由詩25*07-2-11
もうひとつの空- Rin.自由詩24*07-1-31
しあわせのメロディー- Rin.自由詩17*07-1-25
初めての記憶- Rin.自由詩31*07-1-20
裸足で帰ろっか- Rin.自由詩19*07-1-14
逸星- Rin.短歌18*07-1-10
透ける- Rin.自由詩16*07-1-9
ひとつの恋の- Rin.自由詩24*06-12-2
連詩_「にじのうた」- Rin.自由詩16*06-11-30
三秒- Rin.自由詩15*06-11-25
みず- Rin.自由詩22*06-11-8
四ツ花- Rin.自由詩22*06-10-24

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