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1 クリームのランプ
ぼくは知っている
貴女は絵本や歌でいうように
いつも地上を
みまもってなどいない と
ぼくは知っている
その美しいクリームの輝きは
夜な夜な こう ....
ふと 家並みが途切れると
東の空に かの旅人が姿を現した
美しい金の灯りの燈る
いつも変わらぬ 微笑みをたたえて
毎晩毎晩 同じ時刻に
太陽の沈むのを待ってから 現れる
謙虚な旅人
....
初冬の恋は
にぎやかなコートの群れの中
熱い缶入りココアのプルトップに
手をかけたときの ぬくもり
初冬の恋は
星が目を開く夕暮れ
夕飯の匂いに顔をほころばせる
窓越しの台所の灯の ....