すべてのおすすめ
木の葉が水面に舞い
遠い街の音楽隊が通りを行く時
私の想いはそこはかとなく乱れ
思わずイギリスの賛美歌を口ずさむ

耳を凝らし密かに求める主の言葉
祈りの後に祈りを重ね
右であろうか 左 ....
余がルクセンブルグのハイデルカイアットホテルに滞在の折り
夜の列車が汽笛を鳴らしてコーマ駅を出発するのが聞こえた
ホテルの二階 赤茶けた電話機に接続すると
余はコンピュータースクリーンにコード ....
あなたの笑顔の陰に
涙があるのを知ったのは
あなたの日記を読んだ時だ

「あの人を愛していて
 眠れなくて
 眠れなくて
 あの人が帰ってしまったら
 私は淋しくてたまらなくて」

 ....
テレビに釘付けになった
パジャマ姿の君
膝の上にはライオンの子どもを乗せて

今夜登場のビーバー君達は偉いな
助け合って巣をつくり
北米の森を豊かにしているのだから

でもライオンは野 ....
神経質な夜に
まじないではなく
欲しいものは
精神安定剤と
ただ話を聞いてくれる人と
主の祈りと
虹の記憶と
腹をかかえて笑うカエルと
あの人のやさしさと
壮大なうねりの如き黒潮と
 ....
めくるめく展開する青
それは淡い水彩画で描かれた
青いヌードだった

彼女のくれた画集の傍らで
煙草くゆらす僕
灰色が包み込んでいく涼し気な青の女体

けして君を汚したりはしない
 ....
ランブルのデミタスを
すするように飲むと
僕の舌先に
震えるような秋が来た

ドミ二クチノの蒼い絵が
氷のように冷たく見え
飲み干して
しばらく歓談していても
僕の胸のうちの秋は
 ....
新幹線のぞみ22号で
トンネルも
山も
街も
風景をシャッフルだ

ああ
僕は恋人に逢いに行く

携帯のメールも
僕のはやる心も
空に弾けて
砕けそう

銀緑の光線が
四 ....
巷のほろ酔いコスモスさん達
ネクタイさげたススキ君達
足元に気をつけて
後ろからせつくのは蒸気タクシーですよ
帽子を被った小人のおじさんが
街角のガス灯に火を灯すと
ぱさぱさぱさ
季節は ....
風吹き渡る窓辺で
天使の梯子を見た
低く垂れ込めた雲間から
地へと向かう光の筋を

私は決して清い人ではないけれど
神様は幾度でも許してくださる
清い光が近づくと
怯えてしまう僕は罪び ....
恋月 ぴのさんのけんごさんおすすめリスト(40)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
風の囁き- けんご自由詩405-10-24
天沢(あまざわ)オリオン- けんご自由詩405-10-21
- けんご自由詩105-10-20
ライオンの情操教育- けんご自由詩505-10-19
今夜欲しいもの- けんご自由詩705-10-13
彼女は青いヌードだった- けんご自由詩805-10-10
秋のデミタス- けんご自由詩6*05-10-8
シャッフル- けんご自由詩605-10-6
コスモスの頃- けんご自由詩205-10-5
風は運ぶ_自由を- けんご自由詩605-10-4

Home 戻る 最新へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する