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  緑の癒しの空間から弾き飛ばされ  さまよう子供らにまどろみは、無く
  降りそそぐ悲鳴の雨に夢と飢えだけが実る
  もの言わず増え広がる廃墟を彼らは、無色の王宮と呼び
  自らを捧げ物と ....
 
 未練が忍んで 訪ねる夜は
 畳の部屋で 灯り おとして
 膝を立てて 俯いて
 女が爪を摘むのです


 ちぎれた身の内一つのものの
 行方さえ 問えぬよう
 男の居場所を 問 ....
 
 母恋し
   朝げの仕度する姉は
          かまどに火をくべ 涙、乾かす



 一欠けの パンを盗んだ妹に
          ただ涙出て 拳下ろせず

 
  ....
 藍の先に広がる紫雲の中に 運び去られた光を探す度に心は溶け
 悲しみを剣で返す人の愚かさを知る
 読みきることの出来ぬ深い歳月を歩み彼らは、光を捨て
 迷わす千や万のささやきを振り払い 闇を御 ....
 赤茶色の土の上にあお向けになり 私の視線は、釘付けとなる
 向けられる銃口も無く 引かれる国境も無い
 傲慢と神の名と正義を後ろ盾に彼らは、真に聖なる魂を蝕み
 終わる事の無いスパイラルに 己 ....
 数々の本当が降りそそぎ 立ち尽くす毎日
 なんて、なんで。なんで、なんて。
 「こんなはずじゃ、なかった。」と、他人のカートを横目で見る。
 なんて、なんで。なんで、なんて。
 鮮やか過ぎる ....
 戦場の瓦礫の隅で屑拾い  父を弔い 母を養う

 

    婚礼用  その日を夢みオアシスで 白い花摘む義足の少女

 

 「止む得ず」と ブッシュの民は、口にする  イスラムの ....
鮮やかな青春の残像が鋭く深く、私の理性の隙間に入り込む
紺色のオブラートに包まれたそれは
誰も触れることの無い呼吸を営み
現在の全てを拒絶する
何故の存在で、その奇妙な横顔を垣間見せるのか
 ....
恋月 ぴのさんのFujiwara Akiさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
救いへの思い(3)- Fuji ...自由詩1*05-8-22
爪を摘む夜- Fuji ...自由詩5+*05-8-19
戦火の子(2)- Fuji ...短歌7*05-8-6
救いへの思い(2)- Fuji ...自由詩2*05-8-6
救いへの思い(1)- Fuji ...自由詩2*05-8-6
なんて、なんで。なんで、なんて。- Fuji ...未詩・独白1*05-8-5
戦火の子(1)- Fuji ...短歌4*05-8-5
隙間- Fuji ...自由詩4+05-8-4

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